給与計算は、勤怠管理データの入力や勤務体系による変更など、複雑な計算を行う事務作業のため、効率化したいと考える担当者の方も多いでしょう。
近年、従来のPCにインストールして使う給与計算ソフトに加え、気軽に使えるクラウド型の給与計算ソフトも普及しています。
しかし、給与計算のソフトやツールの機能は多種多様であるため、どの給与計算ソフトを選べばいいかお悩みの方も多いでしょう。
そこで本記事では、おすすめの給与計算ソフトを徹底比較し、中小企業・少人数企業など企業規模別にご紹介します。
企業規模別に比較しご紹介するため、自社の状況や環境にぴったりの給与計算ソフトが見つかるでしょう。
『RoboRoboペイロール』は、安価なランニングコストで、データ管理までが効率的にできる給与計算ソフトであるため、大企業から中小企業、ベンチャーや小規模企業まで幅広くおすすめです。
導入までのサポート、社会保険労務士によるチェック、勤怠管理システムとの連携、複雑な給与体系にも対応しています。
給与計算ソフトの種類別-メリットとデメリット
給与計算ソフトには、インストール型、クラウド型、オンプレミス型の3つの種類があります。
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インストール型 | クラウド型 | オンプレミス型 | |
導入費用 | ◎安い | ◎安い | ×高い |
ランニングコスト | ◎安い | 〇比較的安い | ×高い |
初期設定 | △自社作業が必要 | 〇必要だが代行も | △自社作業か外注 |
対応可能人数 | ×少人数 | ◎小規模から大企業 | ◎自社仕様 |
複数事業所対応 | ×不可能 | ◎可能 | ◎自社仕様 |
給与計算操作性 | 〇PCのみで操作 | ◎どの機種でも | ◎仕様により |
給与明細出力 | 〇紙・PDF | ◎WEB明細も | ◎仕様により |
システム間連携 | × | 〇ツールによる | ◎仕様により |
アップデート | △要アップデート | ◎ツール側で対応 | △要システム改修 |
法改正対応 | △要アップデート | ◎ツール側で対応 | △要システム改修 |
事業を拡大させ、従業員を将来的に増やす意向があるようであれば、最初から人数が増える将来を見越して、クラウドツールを利用するのがおすすめです。
人数が少ないほど安価なツールもあるため、最初から給与計算のツールを導入しておけば、将来の拡張性やデータ管理の面からも安心です。
以下では、それぞれの特徴とメリット・デメリットを詳しく解説します。
インストール型の給与計算ソフトのメリット・デメリット
PCにインストールして使うソフトは、買い切りであれば初期費用だけで、ランニングコストが安い点がメリットです。社内ですべての情報管理ができるため、小規模企業、個人事業などにはこれで十分ということもあるかもしれません。
デメリットとしては、バージョンアップや法改正時の対応が必要な点です。社内の担当者が気づかないでいた場合、給与計算が間違ったり、法令違反をしてしまったりするリスクがあります。
ソフト独自のデータ形式で、汎用的でない場合には、ソフトの更新がされなくなると、後々困ることもありえます。
複数のPC、複数担当者や部署でデータ共有が難しく、企業規模が拡大した場合に機能が対応できない可能性もデメリットです。
クラウド型の給与計算ソフトのメリット・デメリット
PCソフトのいい点を活かし、デメリットを軽減できるのがクラウド型の給与計算ソフトの特徴です。
ランニングコストがかかる点はデメリットといえますが、価格が安いツールも多く、バージョンアップや法改正への対応もクラウドツール側で対処されます。
クラウドで情報を共有し、複数の担当者や部署で使えるため、セキュリティ対応もできていれば安心です。
小規模事業所から中規模、大規模企業にまで対応できるツールであれば、企業規模に応じた料金で必要な機能を利用できます。
オンプレミス型の給与計算ソフトのメリット・デメリット
オンプレミス型システムは、既存のPCソフトやクラウドツールとは違い、企業の業務フローや必要な要件、システム間連携などの要求に合わせて構築するものです。
したがってインストール型ソフトやクラウドツールと単純に比較するものではなく、比較しても意味がありません。
大規模企業の業務に合わせて、基幹システムとも連携したシステム運用が可能なのがメリットです。
一方、初期導入費用や制度改正時のシステム改修なども自社で負担しなければならないなど、コストや人員がかかることがデメリットです。
【大企業~少人数】おすすめ給与計算ソフト比較8選(クラウド型)
本章では、大企業〜少人数向けの規模におすすめのクラウド型給与計算ソフトを紹介します。
比較表及び各クラウド型の給与計算ソフトの説明は、各社のウェブサイトから調査したものです。(2023年2月調査)
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料金 | 特徴 | 勤怠連携 | 人事連携 | 会計連携 | 給与計算・社保 | 専門家チェック | 業務代行 | |
RoboRoboペイロール (オープンアソシエイツ) |
初期費用なし。 ~200名 1人あたり1,000円 / 月 201名~ お問い合わせ |
小規模企業から大企業までに対応。 人数制限なし。 |
利用中の勤怠管理システムから、アカウント情報を 共有し毎月自動で勤怠データを収集。 |
給与計算に必要な人事情報管理機能。 管理画面上で従業員情報を一元管理(入社、在職中、退社)。 |
給与計算結果はCSVデータとして エクスポートでき、インポート可能な 経理・会計システムでの取り込みが可能。 |
給与明細はクラウドで発行し、メール送信、PDF出力、印刷も可能。 |
社会保険労務士による監修と毎月の給与計算結果の1次チェック。 労働基準法改正に伴う給与計算変更にも随時対応。 |
提携社労士法人による導入から運用までフルサポート、 導入前に丁寧なヒアリングを実施。 別途オプションで年末調整代行。 |
スマイルワークス 給与計算機能「給与ワークス」 |
初期費用 30,000 円(ユーザ数5) +月額費用 10,000 円 (会計ワークス 月額費用 10,000 円) |
財務会計・販売管理・給与計算などの 基幹システムを統合管理できるクラウドERP。 |
給与ワークスで勤怠管理でき、勤怠入力、 勤怠インポート、勤怠承認。 |
シリーズに人事管理ツールは含まれません。 | 「会計ワークス」と連携し給与データ を会計の仕訳に自動生成。 |
・源泉徴収票、給与支払報告書などの帳票。 |
記載なし。 |
導入支援の初期設定、基本操作指導の有料サービス。 |
フリーウェイ給与計算 | 従業員5人まで永久無料、 6人以上は月額1,980円で無制限。 |
人数制限なし。 グループ企業に対応(有料版)。 |
勤怠管理システム「フリーウェイタイムレコーダー」 から勤怠情報を取得。 |
入退社、家族、通勤手当、振込口座、 標準報酬月額などを管理。 |
「フリーウェイ経理」と連携し、給与の仕訳データを作成。 |
・給与や賞与の明細書をWeb明細で発行して従業員にメール配信。 |
記載なし。 |
記載なし。 |
給与奉行クラウド | 20名まで月額5500円、50名まで9000円、 100名まで17000円、300名まで23000円、 1000名まで93000円、他に初期費用 |
20,000人に対応。 グループ企業対応プランも。 |
従業員からの申請データや 勤怠データ等を取り込み。 |
総務・人事・労務業務(総務人事奉行クラウド) との連携が可能。 |
外部システム自動連携(CSVファイル)での データ入出力が可能。 |
・給与明細、賞与明細を電子化し、クラウドでWEB明細を配布。 |
1ライセンス無償で付属された「専門家ライセンス」を顧問の 社会保険労務士や税理士等に提供でき、 専門家が給与データを参照し、直接処理を代行が可能。 |
導入支援、データ移行などのサポート。 |
SaaS型人事給与サービス: Quefit ZeeM |
問い合わせ | 5000人規模まで対応。 | 就業管理LYSITHEAとデータ連携し ワンクリックで勤怠データ取込み。 |
クレオ社「ZeeM 人事給与」で人事情報と給与計算を 一元化して情報管理。 |
記載なし。 |
・給与明細、賞与明細、源泉徴収票のWEB明細照会、印刷にも対応。 |
記載なし。 |
明細書・源泉徴収票印刷・発送代行サービス、 給与振込代行、マイナンバー収集サービス等。 |
Weplat 給与応援 R4 |
Lite 40,000円(年間ライセンス料) Premium 60,000円(年間ライセンス料) |
処理会社数は制限なし。 従業員数は2,500人まで対応。 |
勤怠管理とのデータ連携で、 タイムレコーダーとの連携などに対応。 |
労務管理サービスと連携し、住所録など 従業員データ管理、有給休暇管理などが可能。 |
給与から仕訳データの作成が可能。 |
・WEB給与明細、印刷出力。Premiumでは、社会保険の入退社に関する届出や電子申告に対応。 |
Premiumでは、「Weplat データ共有サービス」の 1ライセンスつきで、会計事務所とのデータ共有。 |
記載なし。 |
Jinger給与 | 月額300円/人。 雇用保険、社会保険、労働契約などの 有料オプションあり。 |
中小企業から中堅企業までに対応。 | ジンジャー勤怠で記録した従業員の 勤務データを取り込み。 |
人事労務上の給与計算に関わる従業員情報を ジンジャー給与に取り込み。 |
会計については記載なし。 経費精算システムとの連携が可能。 |
・給与計算、賞与計算は、人事データと給与データをもとに税金も含め自動計算。年末調整。 |
記載なし。 |
初期設定のサポート。 |
マネーフォワード クラウド給与 |
・個人向け年額プラン 800円/月(年額 9,600 円) ・小規模事業者 2,980円/月 35,760円/年 月額プラン3,980円/月 ・中小企業年額プラン 4,980円/月 59,760円/年 月額プラン5,980円/月 従業員数51名以上などは別途。 |
少人数企業から中小企業にまで対応。 | マネーフォワードクラウド勤怠の 集計データと連携。 |
人事サービスとデータ連携。 | マネーフォワードクラウド会計と連携して、自動的に仕訳。 マネーフォワード クラウド経費で立替経費を取り込み。 |
・WEBで給与明細・賞与明細・源泉徴収票を確認。 |
社会保険労務士、税理士の公認メンバー制度での紹介。 |
新規開業者向けサポート。 |
RoboRoboペイロール (オープンアソシエイツ)
『RoboRoboペイロール』は、オープンアソシエイツが提供する給与計算ソフトです。
勤怠システムと連携した給与の自動計算のほか、社労士によるチェックや業務代行もクラウド上でシームレスに利用できるツールといえます。
中小企業から小規模企業、大企業まで幅広く使用できる給与計算ソフトであるため、いずれの企業でも試してみる価値は高いでしょう。
⑴ 料金
『RoboRoboペイロール』は初期費用がかかりません。
200名までの企業規模であれば、1人あたり月額1,000円 で利用できます。
201名以上の社員が在籍する企業は別途相談が必要なので、ぜひチェックしてみてください。
⑵勤怠管理システムとの連携
勤怠管理システムは今のままで、複雑な勤務体系にも柔軟に対応できます。
利用中の勤怠管理システムから、アカウント情報を共有し毎月自動で勤怠データを収集し、給与計算を行います(一部未対応の勤怠管理システムあり)。
⑶人事情報管理システムとの連携
給与計算に必要な人事情報管理機能を備えており、管理画面上で従業員情報を一元管理(入社、在職中、退社)することが可能です。
⑷会計システムとの連携
給与計算結果はCSVデータとしてエクスポートできるため、インポート可能な経理・会計システムでの取り込みが可能です。
⑸給与計算・年末調整の機能
複雑な勤務体系も、社員やアルバイトごとに勤務体系が異なる場合にも対応でき、自動計算。
- 勤怠締日のあと勤怠データ自動取込み
- 給与計算の実施
- 給与計算結果の1次チェック
- RoboRobo管理画面への給与明細反映
の流れで給与計算を行うため、ツールでの自動計算と専門家チェックとの双方の長所を利用することが可能です。
⑹給与明細
給与明細はクラウドで発行し、メール送信、PDF出力、印刷も可能です。
⑺労働保険・社会保険
保険料の自動計算から、専門家チェックまでが含まれます。
給与計算の前提となる数値の設定ミス、転記ミスなどのほか、法令違反などのチェックもできるため安心です。
⑻専門家チェック
提携社労士法人により導入から運用までフルサポート、導入前に丁寧なヒアリングを実施します。
社会保険労務士による監修と毎月の給与計算結果の1次チェックがあり、労働基準法改正に伴う給与計算方法の変更にも随時対応しています。
⑼業務代行
別途オプションで年末調整代行や、社会保険の手続き代行を依頼できます。
繁忙期のみのアウトソーシングも可能なため、ツールの安さに加えて、給与計算・労務管理業務のコストをトータルで低く抑えることが可能です。
給与計算機能「給与ワークス」(スマイルワークス)
引用:スマイルワークス
「給与ワークス」はスマイルワークスが提供するクラウドERPの中で給与計算に特化したソフトです。
財務会計・販売管理・給与計算などの基幹システムを統合管理できるクラウドERPの給与計算ツールです。インボイス制度に対応しており、適格請求書の発行や印刷もできることに加え、会計処理で求められる経過措置にも対応します。
⑴料金
初期費用は、 30,000 円(ユーザ数5)です。
初期費用に加えて、月額費用 10,000 円がかかります。(+会計ワークス 月額費用 10,000 円)
⑵勤怠管理システムとの連携
給与ワークスで勤怠管理でき、勤怠入力、勤怠インポート、勤怠承認が可能です。
⑶人事情報管理システムとの連携
シリーズに人事管理ツールは含まれません。
⑷会計システムとの連携
財務会計機能「会計ワークス」と連携すれば、販売データ・給与データを会計の仕訳に自動生成する連動機能などが利用可能。
⑸給与計算・年末調整の機能
勤怠情報入力から各種保険や税金の計算、給与・賞与明細書の作成、各種届出表の作成まで、給与計算業務を行うことができます。
明細書、住民税納付一覧表、賞与明細、賞与振込一覧表、賞与支払届、年末調整、源泉徴収票、給与支払報告書、賃金台帳、支給控除一覧、社員台帳などの出力が可能。
給与(賞与)振込用のFBデータ出力にも対応しています。
⑹給与明細
WEBで給与明細が発行できます。
⑺労働保険・社会保険
社会保険 の月額変更届、社会保険支払額一覧表、離職証明書、労働保険の算定基礎届、年度更新申告書の作成ができ、e-Gov対応で電子申告にも対応。
⑻専門家チェック
記載なし。
⑼業務代行
導入支援の初期設定、基本操作指導の有料サービスがあります。
フリーウェイ給与計算(フリーウェイジャパン)
引用:フリーウェイジャパン
「フリーウェイ給与計算」は、フリーウェイジャパンが提供する給与計算のクラウド型システムです。
利用者が5人までであれば永久に無料で利用できるため、かなりリーズナブルな給与計算ソフトであるといえるでしょう。
6人以上で利用する場合は、月額1,980円を支払うことで無制限で利用が可能です。
2023年3月31日時点で、97,575のユーザーが利用しているおすすめの給与計算ソフトといえます。
⑴料金
従業員5人まで永久無料、6人以上は月額1,980円で無制限です。
年末調整、全銀データ出力、給与明細のメール送信も無料です。
⑵勤怠管理システムとの連携
勤怠管理システム「フリーウェイタイムレコーダー」から勤怠情報を取得できます。
⑶人事情報管理システムとの連携
入退社、家族、通勤手当、振込口座、標準報酬月額など、給与計算に影響がある情報を管理。
マイナンバー管理ソフト「フリーウェイマイナンバー」で個人番号を管理します。
⑷会計システムとの連携
会計システム「フリーウェイ経理」と連携し、給与の仕訳データを作成できます。
⑸給与計算・年末調整の機能
タイムカードや勤怠管理システムなどに記録された情報をもとに、給与計算対象期間の勤怠を集計し、勤務時間や残業時間などを確定します。
基本給、通勤手当、残業代などの支給金額と、給与から控除する所得税、住民税、健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料、雇用保険料などの控除金額を計算し、差引支給額を確定し、差引支給額を自動計算します。
年末調整では源泉徴収票などの法定調書、支払調書を作成。
インターネットバンキングに取り込める全銀データの出力も可能です。
⑹給与明細
給与や賞与の明細書をWEB明細で発行し、従業員にメール配信できます。
⑺労働保険・社会保険
厚生年金基金にも対応。算定基礎届・月額変更届の作成が可能です。
給与奉行クラウド(オービックビジネスコンサルタント)
引用:オービックビジネスコンサルタント
「給与奉行クラウド」は、パッケージソフトでも長年の実績があるオービックビジネスコンサルタントが提供する、クラウド型給与計算ソフトです。
20,000人までの企業規模に対応することが可能な給与計算ソフトであり、グループ企業対応プランもあるため大企業でも安心して利用することができます。
給与計算業務に加え、社会保険や年末調整なども対応可能であるため、オービックビジネスコンサルタントの調べによるとユーザーの業務時間を7割削減できたというデータも出ています。
⑴料金
20名まで月額5500円、50名まで9000円、100名まで17000円、300名まで23000円、1000名まで93000円、他に初期費用
⑵勤怠管理システムとの連携
従業員からの申請データや勤怠データ等、さまざまなデータを取り込み、労務管理電子化クラウド「勤怠管理クラウド」との連携も可能です。
⑶人事情報管理システムとの連携
総務・人事・労務業務「総務人事奉行クラウド」との連携が可能です。
⑷会計システムとの連携
外部システム自動連携(CSVファイル)でのデータ入出力が可能。
⑸給与計算・年末調整の機能
勤怠データの取込、固定手当の自動入力により、一括入力、残業手当の自動計算、通勤手当の自動計算、所得税の自動計算などが可能です。
年末調整の電子化と自動計算に対応。
従業員の住民税納付、給与振込処理のFBデータ作成にも対応しています。
⑹給与明細
給与明細、賞与明細を電子化し、クラウドでWEB明細を配布できます。
⑺労働保険・社会保険
社会保険料自動計算、保険料徴収の自動判定、税率・保険庁の自動更新から、社会保険の電子届出にまで対応しています。
⑻専門家チェック
1ライセンス無償で付属された「専門家ライセンス」を顧問の社会保険労務士や税理士等に提供でき、専門家が給与データを参照し、直接処理を代行してもらうことも可能です。
⑼業務代行
導入支援、データ移行などのサポートがあります。
SaaS型人事給与サービスQuefit ZeeM(TIS)
引用:TIS
「Quefit ZeeM」は、TISが提供する、人事・給与計算のクラウド型ソフトで、SaaSにより提供される他のシステムとの連携も可能です。
5000人規模まで対応ができるため、中小企業から大企業までおすすめできる給与計算ソフトです。
サーバーやソフトウェアがTISデータセンターが運用するため、高いセキュリティが約束された環境になっています。したがって、セキュリティが確保された給与計算ソフトを利用したい企業におすすめです。
さらに、法改正に伴って起き得るシステム面の変更など、メンテナンスもQuefit ZeeMで請け負います。
⑴料金
問い合わせ必須です。
⑵勤怠管理システムとの連携
就業管理LYSITHEAとデータ連携し、ワンクリックで勤怠データを取り込みます。
⑶人事情報管理システムとの連携
「ZeeM 人事給与」(クレオ社)により、人事情報と給与計算を一元化して情報管理できます。
⑷会計システムとの連携
記載なし。
⑸給与計算・年末調整の機能
給与計算、賞与計算、年末調整なども自動計算でき、従業員持株会、財形貯蓄などにも対応しています。
⑹給与明細
給与明細、賞与明細、源泉徴収票のWEB明細照会、印刷にも対応。
⑺労働保険・社会保険
e-Gov電子申請サービスでは、人事給与情報をもとに社会保険の電子申請データを自動作成でき、データ送信、申請後の状況確認・公文書取得まで対応。
⑻専門家チェック
記載なし。
⑼業務代行
明細書・源泉徴収票印刷・発送代行サービス、三菱UFJ銀行による振込作業代行サービス、マイナンバー収集サービス等のアウトソーシングメニューがあります。
人事給与業務フルアウトソースの実績もあり。
Weplat 給与応援 R4(セイコーエプソン)
引用:セイコーエプソン
「Weplat kyuuyo ouen R4」は、コピー機やプリンター、複合機などでも有名なセイコーエプソンが提供する、年間利用料モデルの給与計算ソフトです。
処理できる会社数に制限がないため、多くの従業員情報を管理できます。
「Weplat 給与応援 R4」Liteはシンプルな操作画面で、給与明細発行から年末調整まで対応した給与ソフト。Premiumはさらに、支払調書、社会保険の入退社に関する届出、2台以上での同時利用、電子申告に対応しています。
さらに従業員数は2,500人まで対応しているため、中小企業から大企業まで利用することができる給与計算ソフトです。
⑴料金
Weplat 給与応援 R4 Lite 40,000円(年間ライセンス料)
Weplat 給与応援 R4 Premium 60,000円(年間ライセンス料)
⑵勤怠管理システムとの連携
勤怠管理とのデータ連携で、タイムレコーダーとの連携などに対応。
⑶人事情報管理システムとの連携
労務管理サービスと連携し、住所録など従業員データ管理、有給休暇管理などが可能です。
⑷会計システムとの連携
給与から仕訳データの作成が可能です。
⑸給与計算・年末調整の機能
複雑な支給項目や、計算式にも対応し、給与・賞与の自動計算のほか、給与・賞与計算の結果から、年末調整処理や各種社会保険処理も簡単に行えます。
⑹給与明細
WEB給与明細や印刷出力などができます。
⑺労働保険・社会保険
Premiumでは、社会保険の入退社に関する届出や、電子申告に対応しています。
⑻専門家チェック
Premiumでは、「Weplat データ共有サービス」の1ライセンスつきで、会計事務所とのデータ共有が安心・安全に行えます。
Jinger給与(jinjer)
引用:jinjer
「Jinger給与」は、Jingerが提供するクラウド型の給与計算ソフトで、他にも人事、勤怠、経費などのツールが用意されています。
人事情報と勤怠情報を自動で連携できることが強みであり、正確な情報連携ができるため従業員データを一括で管理できます。
中小企業から小規模企業まで対応することができるため、幅広い企業が利用するべき給与計算ソフトです。
⑴料金
月額300円/人。
雇用保険、社会保険、労働契約などの有料オプションあり。
⑵勤怠管理システムとの連携
従業員の勤怠情報と自動で連携でき、ジンジャー勤怠で記録した従業員の勤務データをジンジャー給与に取り込むことが可能です。
⑶人事情報管理システムとの連携
従業員の人事情報と連携し、人事労務上の給与計算に関わる従業員情報をジンジャー給与に取り込むことができます。
⑷会計システムとの連携
会計については記載なし。経費精算システムとの連携が可能です。
⑸給与計算・年末調整の機能
給与計算、賞与計算は、人事データと給与データをもとに税金も含め自動計算できます。
年末調整はジンジャー人事労務の従業員情報と1年間に支払った給与データを基に、年末調整を自動計算。
給与計算、有給取得や時間外労働など働き方改革にも対応しています。
⑹給与明細
給与明細・賞与明細・源泉徴収票などの各種明細をワンクリックでWEB上へ公開、PDF出力も可能です。
⑺労働保険・社会保険
給与計算業務周りに必要な賃金台帳、算定基礎届、月額随時改定と定時決定の処理を行えます。
⑻業務代行
初期設定のサポートがあり、企業の就業規則に合わせて設定を支援します。
マネーフォワードクラウド給与(マネーフォワード)
引用:マネーフォワード
「マネーフォワードクラウド給与」は、マネーフォワードが提供するクラウド型の給与計算ソフトです。
人事・労務などの他ツールと組み合わせたクラウドHRソリューションも提供しています。
個人事業などといった小規模企業から中小企業までが利用でき、企業規模に合わせた料金プランを展開していることが特徴の給与計算ソフトです。
サポート環境も充実しており、チャットサポートとメールサポートの満足度は95%を誇っています。
⑴料金
- 個人向け年額プラン800円/月(年額 9,600 円)
- 小規模事業者2,980円/月 35,760円/年 月額プラン3,980円/月
- 中小企業年額プラン4,980円/月 59,760円/年 月額プラン5,980円/月
従業員数51名以上の企業、IPO準備・中堅~上場企業には別途案内。
⑵勤怠管理システムとの連携
マネーフォワードクラウド勤怠の集計データと連携し、給与計算に利用できます。
⑶人事情報管理システムとの連携
人事サービスと連携しデータを利用可能です。
⑷会計システムとの連携
マネーフォワードクラウド会計と連携して、自動的に仕訳が起票されます。
マネーフォワードクラウド経費で立替経費を取り込み、給与振込と合わせて精算が可能です。
⑸給与計算・年末調整の機能
給与計算業務のほか、経理・経費精算・勤怠管理・社会保険手続き・マイナンバー管理などのバックオフィス業務を効率化。
給与明細、賞与明細のほか、支給控除一覧表、給与振込一覧表、所得税徴収高計算書、住民税徴収額一覧表などの帳票が出力できます。
給与(賞与)振込用のFBデータ出力にも対応。
⑹給与明細
給与WEBで給与明細・賞与明細・源泉徴収票を確認できます。
⑺労働保険・社会保険
マネーフォワードクラウド社会保険と連携し、社会保険手続きに必要な書類作成や、提出書類の電子申請に対応。
⑻専門家チェック
社会保険労務士、税理士の公認メンバー制度があり、サービスのサポートなどを行うパートナープログラムでの紹介があります。
⑼業務代行
新規開業者向けの「紙帳票の自動記帳サービス」「開業スターターパック」などのサポートがあります。
【小規模・中小企業】おすすめ給与計算ソフト比較6選(クラウド型)
次に、少人数で運営している個人事業や小規模事業所、中小企業やベンチャー企業向けの給与計算クラウドツール6選を紹介します。
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料金 | 特徴 | 勤怠連携 | 人事連携 | 会計連携 | 給与計算・社保 | 専門家チェック | 業務代行 | |
RoboRoboペイロール (オープンアソシエイツ) |
初期費用なし。 ~200名 1人あたり1,000円 / 月 201名~ お問い合わせ |
小規模企業から大企業までに対応。 人数制限なし。 |
利用中の勤怠管理システムから、 アカウント情報を共有し毎月自動で勤怠データを収集。 |
給与計算に必要な人事情報管理機能。 管理画面上で従業員情報を一元管理 (入社、在職中、退社)。 |
給与計算結果はCSVデータとしてエクスポートでき、 インポート可能な経理・会計システムでの取り込みが可能。 |
給与明細はクラウドで発行し、メール送信、PDF出力、印刷も可能。 | 社会保険労務士による監修と毎月の給与計算結果の1次チェック。 労働基準法改正に伴う給与計算変更にも随時対応。 |
提携社労士法人による導入から運用までフルサポート、 導入前に丁寧なヒアリングを実施。 別途オプションで年末調整代行。 |
PCAクラウド給与 | 月額 11,550円~(税込) | 中小企業向け「PCAクラウド」、 グループ企業に対応「PCAクラウドhyper」。 |
勤怠データは手入力。 |
『PCA hyper 人事管理シリーズ』と連携。 |
給与・賞与データを会計ソフトへ連携。 |
・給与明細書、源泉徴収票などの帳票を印刷、PDF出力。 ・算定基礎届、月額変更届などの作成、電子申請(e-Gov)対応。。 |
記載なし。 |
記載なし。 |
ジョブカン給与計算 | 30日間無料お試し 5名まで無料(一部機能制限) ユーザー1名につき400円/月(従業員数無制限) |
中小企業向け。 | ジョブカン勤怠管理との連携で、 勤怠情報をボタン一つで取り込み可能。 |
ジョブカン労務HRとの連携で人事情報の取り込み可能。 |
ジョブカン経費精算との連携が可能、 ジョブカン会計との連携については開発中。 |
・給与振込用、住民税の振込用データ出力にも対応。 ・WEB上で給与(賞与)明細発行。 ・労働保険料自動集計。 |
社会保険労務士・税理士・会計士などの「認定アドバイザー制度」として紹介。 |
バックオフィス業務のアウトソーシングサービス 「ジョブカンBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)」 の有料サービス。 |
freee人事労務 | 無料お試し。 ・ベーシック 3,980 円 / 月 47,760円/年 月払い 4,480円/月 従業員料金一人 500円/月 ・プロフェッショナル 8,080 円 / 月 96,960円/年 月払い9,280円/月 従業員料金一人 700円/月 |
個人事業主から200人以上にも対応。 | スマホ・PCから出退勤を打刻、 その他の入力にも対応。 |
雇用契約書など必要書類をペーパーレス化、 弁護士が作成した契約書テンプレートで、クラウド上で書類保管。 |
freee会計と連携し、支払った給与額や納付した 税金や保険料の経理処理も会計データに仕訳。 |
・入社・退社手続き、年末調整などの帳票出力。 ・WEB給与明細と、PDF出力、印刷も可能。 ・銀行振込データ作成。 ・社会保険、労働保険の申告書作成、e-gov電子申請。 |
記載なし。 |
人事労務を丸投げできるアウトソースプラン (料金別途)。 |
MJSかんたんクラウド | 月額プラン 1,800円/月~ 年額プラン 18,000円/年~ |
少人数企業、中小企業・小規模事業者向け。 | 勤怠データは手入力。 |
社員登録、マイナンバー登録。 |
「かんたんクラウド会計」と連携。 給与支払いの仕訳データに自動変換。 |
・明細や帳票のほか、銀行振込データ出力にも対応。 ・標準報酬算定も自動計算で、算定基礎届・月額変更届作成。 |
記載なし。 |
記載なし。 |
やよいの給与計算23 | セルフプラン 1年間無料 22,000円/年(税込) トータルプラン 18,350円/年(税込) 36,700円/年(税込) |
登録従業員数30名 推奨従業員数~20名程度 |
勤怠データは手入力。 |
給与計算に必要な従業員情報を8つのタブで管理。 |
テキストデータの取り込み・書き出し |
・給与支払報告書、源泉徴収票、給与明細書などを印刷。 |
記載なし。 |
トータルプランには、マイナンバー相談、労務相談。 別途、振込代行サービス(330円/件)。 |
RoboRoboペイロール (オープンアソシエイツ)
『RoboRoboペイロール』は、オープンアソシエイツが提供する給与計算ソフトです。
勤怠システムと連携した給与の自動計算のほか、社労士によるチェックや繁忙期の業務代行などのアウトソーシングもクラウド上でシームレスに利用できるツールです。
企業規模に関わらず利用が可能なので、中小企業や少人数で運営している企業にもおすすめの給与計算ソフトと言えます。
PCAクラウド給与(PCA)
引用:PCA
PCAは、古くから給与計算などのパッケージソフトに実績があります。給与計算システムをクラウドで提供するのが「PCAクラウド給与」です。
中小企業向けにおすすめの「PCAクラウド」と、グループ企業に対応している「PCAクラウドhyper」の両軸で展開していることも特徴の給与計算ソフトといえるでしょう。
⑴料金
- PCAクラウド給与 月額 11,550円~(税込)
- PCAクラウド給与hyper 月額 14,300円~(税込)
⑵勤怠管理システムとの連携
月々の勤怠項目を入力する必要があります。
⑶人事情報管理システムとの連携
「PCA hyper 人事管理シリーズ」と連動して、家族(扶養者)情報の変更、社会保険料の改定などに連携。
社員台帳、在職証明書、労働者名簿、健康保険・厚生年金保険、雇用保険 資格取得届、有給休暇管理、退職証明書、労働条件通知書、グループ会社従業員管理が可能です。
⑷会計システムとの連携
給与・賞与データを会計ソフトへ連携させることができ、部門別などで、より細かな人件費管理が可能。
⑸給与計算・年末調整の機能
月次の給与・賞与計算、年末調整などに加え、グループ企業管理や社員マスターの一元管理、出向者の労災保険処理など、中堅企業が必要な機能を搭載しています。
月々の勤怠項目の入力により給与明細書を作成でき、労働基準法に準拠した「45時間超」などの残業時間の項目チェックにも対応。
⑹給与明細
専用用紙で給与明細書、賞与明細書、源泉徴収票などの帳票を印刷するほか、PDF出力に対応。
⑺労働保険・社会保険
算定基礎届・月額変更届作成、社会保険や雇用保険の「e-Gov API」による電子申請に対応。
健康保険組合の電子申請用に「マイナポータルAPI」にも対応しています。
ジョブカン給与計算(DONUTS)
引用:DONUTS
「ジョブカン給与計算」はDONUTS社が提供するクラウド給与計算ツールで、他にも勤怠管理、経費精算、採用管理、労務などのツールを提供しています。
ジョブカン労務HRとの連携で人事情報の取り込みも可能であるため、ある程度の従業員巣を抱えている中小企業におすすめの給与計算ソフトです。
社労士監修に加え、実際の給与計算担当者の声を基に開発されています。
⑴料金
30日間無料お試し。
5名まで無料(一部機能制限)
ユーザー1名につき400円/月(従業員数無制限)
⑵勤怠管理システムとの連携
ジョブカン勤怠管理との連携で、勤怠情報をボタン一つで取り込み可能です。
毎月指定した時刻に自動でデータを取り込む設定もできます。
⑶人事情報管理システムとの連携
ジョブカン労務HRとの連携で、従業員情報・事業所情報・組織情報(雇用形態・職種・グループ・役職)をボタン一つで取り込むことができます。
⑷会計システムとの連携
ジョブカン経費精算との連携が可能で、ジョブカン会計との連携については開発中。
⑸給与計算・年末調整の機能
支給項目、控除項目を自由に設定でき、残業代や手当のルール設定は無制限。
給与や賞与の計算において面倒な所得税の計算も、システムが自動計算します。
給与(賞与)振込用のFBデータ、住民税の振込用データ出力にも対応。
⑹給与明細
従業員にWEB上で給与(賞与)明細を発行します。
⑺労働保険・社会保険
雇用保険料・労災保険料を年齢や設定に基づいて自動計算し、労働保険の年度更新に必要な情報も自動集計することができます。
⑻専門家チェック
社会保険労務士・税理士・会計士などの「認定アドバイザー制度」として紹介しています。
⑼業務代行
社労士がサポートする、バックオフィス業務のアウトソーシングサービス「ジョブカンBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)」の有料サービスがあります。
freee人事労務(freee)
引用:freee
「freee人事労務」は、freeeが抵抗するクラウド型給与計算システムです。毎月の給与計算、振り込み、 社会保険手続き、入退社手続きやマイナンバー管理まで可能なクラウドツール。
個人事業主から200人以上在籍する中小企業までに柔軟に対応している給与計算ソフトといえます。
⑴料金
無料お試し。
- 基本料金年払い 3,980円 / 月 47,760円/年 月払い 4,480円/月 従業員料金一人 500円/月
- 基本料金年払い8,080円 / 月 96,960円/年 月払い9,280円/月 従業員料金一人 700円/月
⑵勤怠管理システムとの連携
スマホ・PCから出退勤を打刻、位置情報を取得でき直行直帰やテレワークにも最適な勤怠データ入力が利用できます。
共有端末打刻、ICカード打刻機、ICカードリーダー、指紋・静脈認証からの入力にも対応。
⑶人事情報管理システムとの連携
雇用契約書など必要書類をペーパーレス化。
弁護士が作成した契約書テンプレートで、クラウド上で書類保管できます。
⑷会計システムとの連携
freee会計と連携し、支払った給与額や納付した税金や保険料の経理処理も会計データとして簡単に入力が完了します。
経費の精算額を該当する従業員の給与に簡単に反映させることも可能です。
⑸給与計算・年末調整の機能
勤怠データや従業員情報から、自動で給与額や控除額を計算します。
勤怠管理、給与計算、給与明細作成、年末調整などの帳票出力ができます。
銀行振込データを作成でき、WEBbで給与振込が可能です。
⑹給与明細
WEB給与明細と、PDF出力、印刷も可能。
⑺労働保険・社会保険
社会保険の算定基礎届、月額変更届、労働保険の年度更新に対応し、支払った賃金や雇用保険などの情報を入力すれば自動で申告書の内容を作成します。
e-gov連携で電子申請と納付までが可能です。
⑻業務代行
人事労務を丸投げできるアウトソースプランで、毎月の給与計算 / 振り込み / 社会保険手続き、入退社手続きやマイナンバー管理、業務改善の提案・相談や運用支援などを別途有料で申し込むことができます。
MJSかんたんクラウド(ミロク情報サービス)
引用:ミロク情報サービス
大企業向けのオンプレミス型システムでも紹介したミロク情報サービスが、中小企業向けのクラウドツールとして提供するのが「MJSかんたんクラウド」です。
シンプルな機能を取りそろえているため、小規模事業者が利用するべき給与計算ソフトといえるでしょう。
⑴料金
- Basicプラン 月額プラン 1,800円/月 年額プラン 18,000円/年
- Plusプラン 月額プラン 2,500円/月 年額プラン 25,000円/年
オプションでアカウント追加が可能。
⑵勤怠管理システムとの連携
勤怠データは手入力。
⑶人事情報管理システムとの連携
社員登録でマイナンバー登録。
⑷会計システムとの連携
「かんたんクラウド会計」との連携で、給与支払いの仕訳データに自動変換できます。
⑸給与計算・年末調整の機能
勤怠・支給・控除の分類ごとに標準的な明細項目があらかじめ登録されており、自社用に変更して利用できます。
社員登録の支払形態や基本給などの情報を元に、支給項目の金額や保険料・所得税など控除項目の金額を自動計算します。
源泉徴収集計表、賃金台帳、銀行振込依頼書、所得税納付先別集計表、源泉徴収票などの帳票を出力できます。
年末調整は源泉徴収簿・源泉徴収票・総括表を出力します。
全銀協指定の銀行振込依頼ファイルも作成。
⑹給与明細
クラウドサービスで、社員はWEBで給与明細書、賞与明細書を参照できます。
⑺労働保険・社会保険
標準報酬算定も自動計算で、算定基礎届・月額変更届を印刷するだけ。
改定更新で社員の保険料も自動更新します。
やよいの給与計算23(弥生)
引用:弥生
「弥生の給与計算23」は、長年、会計・経理パッケージソフトで培った実績をクラウドツールにした弥生が提供するサービスです。
登録従業員数(退職者分なども含む)30名、推奨従業員数20名程度までの、中小企業までに対応しています。
⑴料金
30日間無料。
- セルフプラン 1年間無料 22,000円/年(税込)
- ベーシックプラン 1年間無料 29,700円/年(税込)
- トータルプラン 20,185円/年(税込) 40,370円/年(税込)
⑵勤怠管理システムとの連携
月々の勤怠項目を入力する必要があります。
⑶人事情報管理システムとの連携
生年月日、住所、金融機関や住民税納付先など給与計算に必要な従業員情報を8つのタブで管理します。
⑷会計システムとの連携
給与明細書や賞与明細書をもとに、保管・提出が必要な集計表を作成できます。
⑸給与計算・年末調整の機能
給与の明細入力は、個人別に、給与明細入力画面で行い、従業員ごとに細かく設定できます。
住民税徴収額一覧表、金融機関振込一覧表、総合振込依頼書、年末調整明細書、給与支払報告書、源泉徴収票などの帳票出力が可能。
年末調整処理にも対応。
⑹給与明細
専用用紙で給与明細書を印刷でき、PDF出力にも対応。
⑺労働保険・社会保険
給与・賞与の処理を終了すると、労働保険概算・確定保険料申告用に労働保険料算定基礎賃金集計表を作成。
標準報酬月額改定・保険料徴収対象者変更通知を自動チェックして、社会保険の算定基礎届などを自動作成します。
⑻業務代行
トータルプランには、マイナンバー相談、労務相談、PCトラブル相談が含まれます。
別途、振込代行サービス(330円/件)。
【小規模・個人事業】おすすめ給与計算ソフト比較8選(インストール型)
インストール型の給与計算ソフトは、買い切りが大半でコストが安く抑えられるのが魅力です。導入が簡単であるため、小規模企業や個人事業などに向いています。
ここでは、おすすめの給与計算ソフト8選を紹介します。
給料王22(ソリマチ)
引用:ソリマチ
「給料王」は、26年間超の実績がある給与計算のパッケージソフトです。
インストール型でありながら、クラウドへの給与明細配信、銀行振込データの作成、社会保険申請書類の作成などに対応した高機能ソフトです。
複雑な計算や社会保険の電子申請などもできます。
⑴料金
- 販売価格:44,000円(税込)
- 年間保守契約(バリューサポート):別途
⑵給与計算・年末調整の機能
成果報酬やインセンティブなど、オリジナルの計算式を設定可能です。自動集計で確実な給与・賞与計算や年末調整ができます。
昇給シミュレーション、給与明細書レイアウト設定機能なども搭載。
⑶給与明細
給与明細、賞与明細、源泉徴収票など各種明細の印刷のほか、電子配信にも対応(別途バリューサポート契約が必要)。
⑷労働保険・社会保険
支給金額からの控除計算だけでなく。電子申請(マイナポータルAPI)対応。
⑸法改正・アップデート
バリューサポートに別途加入すると、税制改正に伴う計算式の改変や、出力様式のレイアウト変更などに伴う機能の追加、最新の更新プログラム、電話サポートなどを受けられます。
らくちん給与6(サルード)
引用:サルード
「らくちん給与6」は、シンプル設計の少人数事業所用給与計算ソフトです。
Windows版のほか、Mac版があり、パッケージ版とオンラインからダウンロードするライセンスとがあります。
⑴料金
- Mac、Windowsパッケージ版 37,400円(税込)
- オンラインライセンス 月額1,650円
⑵給与計算・年末調整の機能
簡単さに重点を置き直感的に使用できる入力画面で、設定作業に手間取ることもありません。
基本的な機能は備え、さまざまな給与体系に対応します。
給与計算入力(1~12月)、賞与計算入力(1~3回)で、給与振込一覧表、住民税一覧表、賞与 振込一覧表などのほか、有給休暇管理、社会保険処理、賃金台帳、年末調整などにも対応しています。
⑶給与明細
給与明細書、賞与明細書はカラー対応で、A4白紙用紙に罫線も同時に印刷。
源泉徴収票も印刷できます。
⑷労働保険・社会保険
支給金額からの控除計算のほか、社会保険の月額変更届、算定基礎届の作成が可能です。
⑸法改正・アップデート
オンライン版には常に最新バージョンとの記載あり
MJSかんたん!給与13(ミロク情報サービス)
引用:ミロク情報サービス
「MJSかんたん!給与13」は、大企業向け、中小企業向けクラウドでも紹介したミロク情報サービスが、パッケージソフトで提供する中小企業向け給与計算ソフトです。
⑴料金
価格:27500円 (本体:25000円 税:2500円)
⑵給与計算・年末調整の機能
給与計算や賞与計算の結果から、算定基礎や月額変更などの社会保険関連の処理や年末調整など、年間を通した給与関連処理を行うことができます。
毎月の給与計算で面倒な保険料や源泉所得税は、従業員ごとの等級や支給総額から自動で算出します。
独自の支給手当や控除項目の設定や、計算項目の追加などが可能で、自社に合った給与明細を簡単に作成できます。
⑶給与明細
従業員のスマートフォンに給与明細を配信できるアプリ「Edge Tracker給与明細参照」と連携し、給与や賞与の明細書を簡単操作でペーパーレス配信できます。
⑷労働保険・社会保険
毎月の支給実績データから算定基礎届や月額変更届を自動集計。
⑸法改正・アップデート
給与計算業務に関わる法令改正に迅速に対応し、案内を配信します。
給料らくだ23(ビーエスエルシステム研究所)
引用:ビーエスエルシステム研究所
「給料らくだ23」は、ビーエスエルシステム研究所が提供する中小企業向け給与計算ソフトです。
年末調整や給与明細のメール配信、銀行振込データ作成ができる「プロ」版と、普及版とがあります。
給与の自動計算、明細発行のほか、「給料らくだ」プロでは年末調整、明細メール送信、全銀協フォーマット、人事考課票に対応しています。
⑴料金
- 給料らくだ23普及版 14,080円(税込)
- 給料らくだプロ23 21,780円(税込)
⑵給与計算・年末調整の機能
一般的な明細項目があらかじめ登録されており、勤怠情報を入力して更新するだけで、金額が自動的に計算されます。
明細書で使用する支給項目、控除項目や、自動計算式、歩合給なども設定ができます。
年末調整機能では、給与明細書の取り込み扶養控除の自動計算など、年末調整と源泉徴収票の発行が行えます。
入力画面は源泉徴収票や各種申告書のレイアウトになっており、用紙を見ながら簡単に入力できます。
「給料らくだ」プロでは、全銀協フォーマットで振込データの出力が可能です。
⑶給与明細
作成した明細書はすぐに印刷でき、「給料らくだ」プロでは明細メール送信が可能です。
⑷労働保険・社会保険
算定基礎届、月額変更届の作成が可能。
⑸法改正・アップデート
法改正等により製品プログラムに変更が必要な場合には、「無償保守サービス」または有償の「年間保守サービス」の提供期間中、「対応版プログラム」をダウンロード可能。
かるがるできる給料23(ビーエスエルシステム研究所)
引用:ビーエスエルシステム研究所
「かるがるできる給料23」は、「給料らくだ」と同じビーエスエルシステム研究所が提供する、より簡易な機能の給与計算ソフトです。
社労士が作成したソフトで、1事業所、30人以内(在職者20人以内での利用を推奨)の小規模事業所用の簡易ソフトです。
⑴料金
4,180円(税込)
⑵給与計算・年末調整の機能
社員情報を登録し、明細書の作成画面では、一般的な明細項目があらかじめ登録されており、勤怠情報を入力して金額が自動的に計算されます。
各種支給項目の自動計算処理に必要な基本情報が登録でき、社員の手当や控除、社員の社会保険、社員の税金に関する情報を登録できます。
⑶給与明細
作成した明細書はすぐに印刷できます。
⑷労働保険・社会保険
支給金額からの控除計算のみ対応。
算定基礎届、月額変更届、年末調整には対応していません。
⑸法改正・アップデート
法改正等により製品プログラムに変更が必要な場合には、「無償保守サービス」または有償の「年間保守サービス」の提供期間中、「対応版プログラム」をダウンロード可能。
ささっと給与計算2(デネット)
引用:デネット
「ささっと給与計算2」は、デネットが提供する給与計算ソフトで、自動計算から給与明細の印刷までを行うシンプル機能が特徴です。
人気ソフト「パソコンで勤怠管理」で打刻・集計した勤務時間をインポートできます。また、勤務時間の打刻から、集計、給与計算まで連動できるソフトです。
⑴料金
ダウンロード版・パッケージ版
3,990円(税込)
⑵給与計算・年末調整の機能
あらかじめ設定しておいた従業員の支給情報をもとに、勤怠データを入力するだけで給与を自動計算。
給与計算は日給・時給・月給の支給形態に対応しており、アルバイトや社員など100人まで登録可能です。
従業員のマイナンバーから、振込先、扶養家族、保険料まで登録できるので従業員情報を一元管理することが可能です。
⑶給与明細
A4普通紙や専用用紙に給与明細を印刷できます。マイナンバー記載の源泉徴収票も印刷可能です。
⑷労働保険・社会保険
支給金額からの控除計算に対応。
⑸法改正・アップデート
最新の法令改正にも迅速対応し、ライセンス有効期間中(インストールから15ヶ月)は無償でユーザーサポートと最新プログラムを利用可能。
給与君3(オフィスクリエイト)
引用:オフィスクリエイト
「給与君3」は、オフィスクリエイトが提供する給与計算ソフトで、給与の自動計算や印刷がシンプルな操作でできるソフトです。
給与明細形式の入力画面で、ボタン一つで所得税や健康保険料を計算でき、登録従業員は500人までの小規模向けとなっています。
⑴料金
30日無料お試し
年間使用料4,180円(税込)
⑵給与計算・年末調整の機能
健康保険・介護保険・厚生年金・雇用保険・ 所得税・住民税まで、ボタン一つでかんたんに自動計算できます。
保険料の等級等別途設定が必要です。
⑶給与明細
給与明細・賞与明細や賃金台帳の印刷も、ボタンひとつで、A4白紙用紙に印刷可能です。
⑷労働保険・社会保険
支給金額からの控除計算に対応。
⑸法改正・アップデート
各種法改正や、所得税率の変更や保険料の変更等に、 無償アップデートで対応。
年末調整にも、毎年無償アップデートで対応しています。
IRT かんたん給与印刷10(アイアールティー)
引用:IRT かんたん給与印刷10
「IRTかんたん給与印刷10」は、初心者にもわかりやすい画面で給与の自動計算ができる、シンプル機能のパッケージソフトです。
「かんたん給与印刷10」は必要な項目を入力するだけで給与明細書・源泉徴収票を印刷できます。従業員80名まで登録可能な中小規模の会社向けです。
アイアールティーの「激安革命」シリーズの中のソフトです。
⑴料金
価格:4,380円(税込)
⑵給与計算・年末調整の機能
初めて給与印刷ソフトを利用する人にもわかりやすい操作画面で、給与計算や賞与計算は入力した内容から自動計算。
最新の各保険料率、所得税計算、源泉徴収票の様式に対応し、月別給与、賞与一覧、社員別給与台帳、各社員の一年間の給与データなどを印刷できます。
源泉徴収票、還付通知書を印刷できるソフトが付属しています。
⑶給与明細
給与明細書や源泉徴収票を印刷できます。
⑷労働保険・社会保険
支給金額からの控除計算のみ対応。
⑸法改正・アップデート
アップデートの提供あり。
アップデートが必要ないクラウド型給与計算ソフト|RoboRoboペイロール
メリットが多いインストール型の給与計算ソフトですが、労働基準法などの法改正や、社会保険料率の改訂などが起きた場合はアップデートが必要です。
さらに、PCインストール型では、ソフトのバージョンアップをユーザーが実行する必要があります。
クラウドツールの中には、インストール型の安価なソフトと比較すれば高額なツールもありますが、『RoboRoboペイロール』では従業員1人あたり月額1,000円で、社労士チェックなどが含まれるほか、年末調整などの業務代行も依頼できます。
社労士に依頼する必要があることも多いため、PCインストール型ソフトの購入を検討する前に、『RoboRoboペイロール』といったクラウド型の給与計算ソフトと比較・検討をすることをおすすめします。
【大企業】おすすめ給与計算ソフト比較9選(オンプレミス型)
オンプレミス型システムは、自社のサーバーやネットワークを利用して、システム構築をする形態です。
ここからは、オンプレミス型のおすすめ給与計算ソフトを9選紹介します。
TimePro-NX (アマノ)
引用:アマノ
「TimePro-NX」は、勤怠管理システムで有名なアマノの統合型パッケージです。
⑴勤怠管理システムとの連携
タイムレコーダー、入退室カードなどによる勤怠管理システムで有名なアマノが提供するシステムです。
オンプレミス型で、人事、給与、会計、入退室セキュリティなどのシステムと連携し、大規模なシステムやソリューションまで構築することが可能です。
タイムレコーダーや入退室システムなどのさまざまな機器と連携して、勤怠データを取得できる点が強みです。
⑵人事情報管理システムとの連携
人事システムとの連携では、雇用契約書の管理、人事の届出書の作成、社員証の発行などができます。
⑶給与計算・年末調整の機能
給与計算では、勤怠システムとのリアルタイム連携により、リアルタイムでの給与や残業代の確認、数値の不正値チェック、給与明細メール配信などができます。
変形労働時間制、フレックスタイム制、みなし労働時間制、裁量労働制なども自社に合わせて設計できます。
⑷社内申請
有給休暇、扶養控除申告などの社内での電子申請にも対応しています。
MJS給与大将・人事大将(ミロク情報サービス)
引用:ミロク情報サービス
「MJS給与大将・人事大将」は、勤怠や人事と連携できるミロク情報サービスによるシステムです。
⑴勤怠管理システムとの連携
同社の勤怠管理システム「Edge Tracker」との連携で、従業員がPCやスマホから出退勤の入力を行い、給与システムに連携させることができます。
他社の勤怠管理ソフトやタイムレコーダーシステムから、勤怠データの取り込みも可能です。
⑵人事情報管理システムとの連携
「人事大将」との連携で、従業員の職務経歴・研修履歴・資格・免許・賞罰・健康診断の情報など 、人事データのインポートとエクスポートが可能です。
さらにAPI外部連携を利用すれば、、APIを利用した他社クラウドサービスとのデータ連携が可能です。
⑶給与計算・年末調整の機能
一時金計算や賞与シミュレーション、昇給差額計算などの多彩な機能もあり、複雑な支給形態に合わせ、給与規定への柔軟な設計ができます。
マイナンバーの登録管理、給与明細配布などのデジタル化のほか、年末調整に関する申告などにも対応。
企業グループでの運用にも対応しています。
給与計算システム EXPLANNER/S(NEC)
引用:NEC
「EXPLANNER/S」は、NECが提供するERPシステムのラインナップの中で給与計算を担うシステムで、多様なカスタマイズに対応しています。
⑴勤怠管理システムとの連携
勤怠データは一括取込が可能です。
複雑な勤務形態や給与計算方法に対応できる豊富な勤怠項目の設定ができます。
⑵人事情報管理システムとの連携
給与計算システムに人事データベースを装備し、部門異動履歴、休職履歴、汎用履歴など自由な項目を設定して管理できます。
⑶給与計算・年末調整の機能
複数の給与計算パターンが存在するお客様においてもそれぞれの給与形態に合せた運用が可能。給与からの控除額はデータは、社員の給与形態別に支給控除手当情報を管理し、一括取込できます。
給与計算、明細書の発行だけでなく、銀行振込データの作成まで可能です。
⑷労働保険・社会保険
算定基礎届、月額変更届、資格取得届、資格喪失届を「e-Gov」での電子申請で提出可能です。
⑸社内申請
年末調整に向けた「扶養控除等(異動)申告書」「保険料/配偶者特別控除申告書」の配付から回収、データ登録までが可能です。
⑹料金
20万円~(最低価格)
利用者数により「追加ユーザライセンス」分の価格追加が必要。
PROSRV on crowd(三菱総研DCS)
引用:三菱総研DCS
「PROSRV on crowd」は、人事給与BPOサービスPROSRVの中核として提供される給与計算システムです。
スポットと月例アウトソーシングを別途、依頼することも可能です。
⑴勤怠管理システムとの連携
提携パートナー企業の勤怠管理システムを提供し、連携できます。
⑵人事情報管理システムとの連携
人事情報の管理、活用ができる人事機能があります。
⑶給与計算・年末調整の機能
従業員がWEB上のポータルを通じて、各種身上申請や情報閲覧、給与明細の閲覧、年末調整のための社内申請などをすることができます。
「駅すぱあと」(ヴァル研究所)を利用した通勤費の管理・申請もできます。
⑷業務代行
年末調整事務、地方税年度更新事務を代行する「スポット事務サービス」、給与計算から銀行振込データや各種帳票の印刷納品までを代行する「月例事務サービス」、社会保険労務士法人による社会保険手続代行サービスがあります。
COMPANY給与計算(Works Human Intelligence)
引用:Works Human Intelligence
「COMPANY給与計算」は、Works Human Intelligenceが提供するクラウドサービスで、パッケージソフトでの導入も可能な給与計算システムです。
⑴勤怠管理システムとの連携
勤怠システムと連携し、従業員が勤務実績を入力することで、給与計算に必要となる出勤日数、勤務時間数、残業時間数などのデータ連携が可能です。
⑵人事情報管理システムとの連携
「COMPANY人事」と併せて利用すればデータ連携の手間を削減できます。
生命保険・損害保険、持株会、貸付金、財形・貯蓄、寮・社宅等、多岐にわたる福利厚生を一元管理でき、給与計算とも連携できます。
人事情報は、入社・退社・休職や、事業所変更、従業員年齢、住所変更などのデータから対象者が自動抽出されるため、社会保険などの法定届出業務とも連携できます。
⑶会計システムとの連携
給与、賞与、出向費、退職金、未払い労務費などの計算結果の値に、人事情報を付加した上で会計システムに転送し、連携可能です。
⑷給与計算・年末調整の機能
会社・事業・職種・社員区分などによって異なる給与計算のルール。複雑な給与計算でもボタンひとつで計算できます。
給与計算の結果が算出されるまでの過程を確認し、検証できる機能があり、計算ミスの原因となる人事情報登録漏れなどを発見できます。
給与項目ごとに前月との差額チェックなどにより、昇格、昇進、扶養家族の変更などが給与に反映されているかチェック可能です。
⑸労働保険・社会保険
社会保険標準報酬月額の変更でも人事データと連携したチェックができ、市区町村への申請はe-Gov電子申請サイトとのAPI連携で実現、社会保険の各種届出を電子申請、進捗管理、公文書ダウンロードまでできます。
GLOVIAきらら 人事給与(富士通)
引用:富士通
「GLOVIA きらら人事給与」は、富士通が提供する、給与と人事に欠かせない管理機能をワンパッケージにしたシステムです。
クラウドのほかパッケージ版での導入も可能です。
⑴勤怠管理システムとの連携
社員を一覧形式で表示して勤怠情報を入力する方法と、該当する社員の明細書画面を表示しながら1名分ずつ入力する方法があります。
⑵人事情報管理システムとの連携
人事機能を基本機能として備え、人事管理の異動履歴、資格・教育受講履歴なども利用できます。
個人番号の登録・管理画面、帳票出力の機能を標準提供し、マイナンバー制度にも対応。
⑶給与計算・年末調整の機能
社員、パート、アルバイトといった賃金形態や給与支給日が複数ある場合にも対応します。
特定の条件で計算式が変わる場合でも、項目と条件をウィザード形式で選びながら簡単に設定可能。
東京都産業労働局が公開している「中小企業の賃金事情」を参考にした項目や計算式があらかじめ設定され、自社の給与規定と異なる部分を修正するだけで設定が完了します。
社員台帳や帳票はすべてPDF形式で出力し保管、Excel形式でも出力でき、給与や賞与の情報はWEB給与明細で利用可能です。
帳票は一般のコピー用紙にも専用用紙にも印刷できます。
⑷労働保険・社会保険
給与実績データから算定基礎届や月額変更届など、社会保険関連の届出書類の作成ができます。
給与実績データをもとに、正当年税額や過不足税額を計算し、年末調整に必要な帳票を作成し、源泉徴収票、扶養控除申告書、配偶者特別控除申請を印刷できます。
⑸料金
- 月額12,000円+利用者追加オプション(月額)4,000円/1ID
- 会社追加オプション(月額)5,000円/1会社
- 従業員追加オプション(月額)8,000円/50名
GLOVIAきらら人事給与(パッケージ版)基本ライセンス450,000円(税別)~
ワーククラウド(Ceridian Dayforce Japan)
引用:Ceridian Dayforce Japan
「Workcloud」は、給与・勤怠・労務が1つのシステムで実現するクラウド型アウトソーシングサービスとして提供されてきましたが、人事・勤怠・給与計算のSaaSプラットフォームとして、システム利用のみで2023年7月以降に提供されることとなりました。
⑴勤怠管理システムとの連携
オンラインで勤怠管理、有休管理と給与計算とが連携するプラットフォームです。
ブラウザでの出退勤打刻、ピットタッチでの出退勤打刻、一括時間入力などで勤怠データを取得します。
⑵人事情報管理システムとの連携
オンラインで人事管理と給与計算とが連携でき、雇用情報・個人情報等の人事情報が管理できます。
年次有給休暇付与の自動計算、有給休暇申請、その他の休暇・不在の管理、特別休暇の設定なども行えます。
⑶会計システムとの連携
会計システムと連携するファイルの構築なども、要望に応じカスタマイズ可能。
⑷給与計算・年末調整の機能
初期設定はウィザード形式でわかりやすく簡単に設定できます。
給与明細や履歴をパソコン、スマートフォンから閲覧でき、PDFデータでダウンロードも可能です。
給与計算のカスタマイズ設定、定期賞与・一時賞与の管理、給与明細履歴の閲覧ほか、多彩なメニューがあります。
年末調整では、各種控除証明書のアップロード、源泉徴収票等のダウンロードが可能です。
⑸労働保険・社会保険の手続代行
資格取得・喪失届、月変・算定届、労働保険年度更新などを、外部の社会保険労務士事務所によって提供することができます。
OPEN21 SIAS 人事情報/給与計算システム(ICSパートナーズ)
引用:ICSパートナーズ
「OPEN21 SIAS 人事情報/給与計算システム」は、人事情報、給与計算を行うシステムで、経理・会計システムなどと組み合わせたERPシステムを構築することも可能です。
⑴勤怠管理システムとの連携
「OPEN21 SIAS 勤怠管理システム」からデータを取り込み、給与の自動計算と連携します。
⑵人事情報管理システムとの連携
「OPEN21 SIAS 人事情報システム」のユーザーDBと連携し、自由に設定・拡張可能な企業独自の人事情報管理が行えます。
⑶会計システムとの連携
「OPEN21 SIAS」の会計システムに連携し、自動仕訳データが作成されます。
⑷給与計算・年末調整の機能
給与体系、支給・控除項目は拡張性に優れ、柔軟な各項目の計算設定・俸給テーブル・遡及計算により、企業独自の給与体系に対応して給与計算を行います。
給与明細、賞与明細、源泉徴収簿、年末調整ほかの帳票を出力できます。
⑸労働保険・社会保険
社会保険料算出のための基礎算定届のほか、各種帳票を出力できます。
人事・給与パッケージソフトウェアGeneralist(さくら情報サービス)
引用:さくら情報サービス
「Generalist」は、さくら情報サービスが提供する人事・給与パッケージをクラウドサービスに導入してトータルに管理するためのソリューションです。
⑴勤怠管理システムとの連携
従業員が簡単操作で出退勤を登録でき、管理者はリアルタイムで労働時間を確認可能な
適正な労務管理ができるクラウドシステムです。
フェリカカード、スマートフォンから入退出時刻を記録することで、勤怠情報が登録できます。
⑵人事情報管理システムとの連携
人事システムとの連携は、給与システムから出力されたCSVデータを取り込むことができ、従業員から提出される有給休暇申請や残業申請などの申告書管理機能も備えています。
⑶給与計算・年末調整の機能
36協定の閾値・警告値を超えた場合にアラート表示してチェックします。
電子化された給与明細は、PCやスマホから閲覧することが可能です。
⑷社内申請
「年末調整Web申告」は、従業員の年末調整申告書の記入や提出をクラウドで行えます。
従業員への申告書の印刷配付、督促、書類チェックなどもシステムで行えます。
⑸業務代行
年末調整業務のアウトソーシングを希望する場合には、パートナー企業の紹介があります。
⑹料金
- 初期費用200,000円(税別)
- 最低利用人数 500名
- 利用料1名あたり年額500円、年間価格250,000円
初期費用がかからないクラウド型給与計算ソフト|RoboRoboペイロール
自社のシステムに合わせて自由に設計できるオンプレミス型システムですが、システム構築やメンテナンスに費用がかかること、法改正などでシステム改修が必要となります。
クラウド型の給与計算ソフトを活用すれば、既存のシステムとの連携が可能な上、ランニングコストが安くなります。
事実、オンプレミス型システムであってもクラウドを利用して、勤怠や人事などのさまざまなツールと連携した運用を行う傾向にあります。
『RoboRoboペイロール』の場合、利用中の勤怠管理システムからアカウント情報を共有して自動で勤怠データを収集可能です。
クラウドの管理画面上で従業員情報を一元管理(入社、在職中、退社)でき、給与計算結果はCSVデータとしてエクスポートできるため、インポート可能な経理・会計システムでの取り込みが可能なのです。
給与計算ソフトを選ぶ比較ポイント7選
給与計算ソフトには、大規模システムから簡単に利用できるクラウドツール、一台のPCにインストールして使うソフトまで、実に多種多様な種類があります。
そこで、これまでおすすめした給与計算ソフトの中から、自社に合った給与計算ソフトを選ぶポイントを紹介していきます。
- 企業規模に合ったものを選ぶ
- 業務フロー・システム連携に応じて選ぶ
- 自社のコストに見合ったソフトを選択する
- 対応している帳簿や書類、明細の出力方法を確認する
- 使いやすい製品を選ぶ
- 給与計算特化型か、勤怠・人事・経理システム連携型か
- 社労士チェックや法改正への対応
企業規模に合ったものを選ぶ
給与計算ソフトやツールによっては、対応人数、適正人数があります。企業規模とコスト、担当部署や、営業所などの体制を考慮して、自社に合ったソフト、ツールを選定することが大切です。
どの給与計算ソフトやクラウドツールを選ぶにしても、機能限定の無料ツールでない限り、コストがかかります。
もちろん高価なツールには、それだけの機能や自社に合わせて構築できる強みもあるでしょう。
業務フロー・システム連携に応じて選ぶ
給与計算ソフトには、勤怠管理、会計、税務など関連業務との連携ができるものが豊富です。そのため、業務の流れや自社のシステム全体を考えて、給与計算特化型か、人事・会計システム連携型かを検討しましょう。
自社の担当部署の人数や他部署との連携、自社で行うか一部業務をアウトソーシングするか、給与明細の配布方法はどうするかによっても、ツールに必要な機能が異なります。
自社のコストに見合ったソフトを選択する
ほとんどの給与計算ソフトでは、給与の自動計算と必要な帳票が用意されていますが、小規模事業所用の一部の安価なソフトには、複雑な給与体系や給与明細の発行方法、労働保険への対応などで最低限の機能しか備えていないものも見られます。
そのため、自社のコストや必要な機能に見合ったソフトを選択するようにしましょう。
一般には高機能であればコストもかかり、安価なソフトでは機能が限定されます。大企業には自社独自のシステム構築をする場合もあり、初期費用やメンテナンス費も高額です。
ただ、特にクラウド型の給与計算ソフトの中には、少人数から大企業にまで対応可能でありながら、安いランニングコストで勤怠データや人事データとの連携、専門家チェックや一部アウトソーシングに対応できるなど、便利でコストパフォーマンスに優れたツールも登場しています。
対応している帳簿や書類、明細の出力方法を確認する
以前は紙の給与明細が一般的でしたが、今日ではデジタルデータやソフトの普及により、PDF形式やメールでの配信のほか、クラウドツールの普及によりWEB給与明細での配信も行われています。
そこで、出力方法やデータの保管方法なども含めて比較検討することがポイントです。
給与計算や経理の現場では、給与明細のほかにもさまざまな帳票が必要です。
計算された給与支給額に基づき、実際に振込処理を行うための銀行振込依頼書またはそのデータ、税務処理をするための給与支払報告書、源泉徴収票、社会保険料を算定し申告するための算定基礎届・月額変更届、労働基準法で義務づけられている賃金台帳、労働者名簿など、多くの必要書式があります。
使いやすい製品を選ぶ
給与計算ソフトやツールには、ローカルPCで使用するもの、PC1台だけで使用するもの、クラウドで利用するもの、複数部署や関係会社でも利用できるものなど、さまざまなソフトやツールがあります。
導入や設定が簡単であること、ユーザーインターフェースがわかりやすいこと、勤怠や人事など他のツールとの連携がスムーズなこと、サポートや相談、必要なときに業務代行が可能なことなど、業務全体の流れから見て使いやすいかどうかもポイントです。
給与計算特化型か、勤怠・人事・経理システム連携型か
給与計算に関連する業務として、勤怠管理、人事管理、経理・会計などがあります。
業務を効率化するため、これらの業務をシステム化するためのソフトやクラウドツールも多くあります。自社でこれらのソフトやツールを既に利用しているのであれば、データ連携できる給与計算ツールを選びましょう。
企業独自のオンプレミス型システムでは、他のシステムと連携することを前提にシステム設計、運用がされることも一般的となっているため、事前に確認して選定するべきです。
社労士チェックや法改正への対応
給与計算は、雇用契約や就業規則のほか、労働基準法など法令に準拠して労働時間、残業代などの計算をしなければなりません。
給与からの所得税の源泉徴収や労働保険料、社会保険料なども法令に基づき算出する必要があります。
労働保険料、社会保険料ともに、従業員に支払った給与額に基づき金額が算出されます。
給与改定のほか、保険料率の変更によって変わるため、毎年、従業員ごとに金額を確認する必要があります。
法改正で変更になる場合もあるでしょう。
保険料率の変更や法改正には、インストール型のソフトではバージョンアップ、自社独自のオンプレミス型システムではシステム改修が必要です。
クラウドツールなら自動でバージョンアップされるため、ユーザーが対応する必要はありません。就業規則や法令に違反していないかを、専門家である社会保険労務士によりチェックしてもらい、相談できるサービスがあれば安心です。
給与計算ソフト・クラウドツールの主な機能
給与計算ソフトには、ソフトやツールによってさまざまな機能がありますが、給与計算の手順自体は共通するため、基本的な機能も共通しています。
多くの給与計算ソフトが備えている機能は、下記の通りです。
給与支給基準・給与計算式の設定と保存
給与計算にあたり、固定の基本給や時間給、残業、深夜労働や休日出勤などの支給基準があり、企業ごと、さらに従業員ごとに設定する必要があります。
給与規定・雇用契約に基づく各種の手当、有給休暇のほか、労働保険・社会保険、各種の控除の項目、金額なども設定しなければなりません。
従業員ごとのデータは、人事データと連携すれば便利ですが、対応の可否はソフトやツールにより異なります。
複雑な勤務形態や給与体系であっても、クラウドツールで従業員ごとの設定をすることにより、自動計算で計算ミスを防げます。
『RoboRoboペイロール』では初期設定代行にも対応しています。
勤怠管理情報の入力
給与の自動計算には支給基準のほか、勤怠データの入力が必要です。
勤怠データは、総労働時間だけでなく、時間外労働、深夜・休日労働などの別も必要です。
入力にはタイムカードなどでの集計結果を手入力するものから、勤怠データシステムが集計した時間を取得して自動入力されるものなどがあります。
勤怠データを自動取得できれば、入力の手間やミスが防げるため、データ連携できれば業務が効率化できます。
勤怠データは、手作業での集計・入力のほか、デジタルデータでの給与計算ツールへの取り込み方法もあり、『RoboRoboペイロール』では利用している勤怠管理システムからの自動入力に対応しています。
給与の自動計算
ソフトやツールのメリットは、給与計算を自動化することで、計算ミスなどの人為的ミスを防ぐことです。
自動計算は計算式に従った四則演算にすぎないため、どのソフトでも大差はありません。
一部のツールでは、給与の銀行振込をするための銀行振込依頼書や、振込依頼データを作成し、送信できるものもあります。
計算の処理自体は給与計算ソフトやアプリが得意ではあるものの、初期設定やデータの更新、メンテナンスなども重要です。
『RoboRoboペイロール』では社会保険労務士の監修のもと、設定代行などに対応しています。
給与明細・賞与明細の発行
給与明細・賞与明細の出力は、ソフトやツールで計算した結果の帳票を紙の給与明細として印刷が可能です。
また、PDFでのファイル出力にも多くのソフトやツールが対応しています。
クラウドツールやオンプレミス型では、WEB明細を発行し、PCやスマートフォンで従業員が確認できます。
メール配信機能を備えたツールもあります。
さらにクラウドツールの良い点は、過去の給与明細も保管しておき、いつでも確認可能な点です。
『RoboRoboペイロール』ではWEB給与明細やメール配信に対応しています。
年末調整
年末調整は、1月から12月の一年間の給与(賞与含む)支払い実績を集計し、毎月源泉徴収された所得税の累計と、一年間の所得に対する各従業員の所得税額とに基づき、正確な税額を算出して、精算する処理です。
ほぼすべての給与計算ソフトやツールには年末調整機能があります。
ただし年末調査を行うには、従業員ごとに、配偶者控除、生命保険控除などの適用の有無などを確認し、反映させる必要があります。
このため従業員から申告してもらう必要があります。
この処理をクラウドツール上、システム上で行える電子申告機能があれば便利です。
一方、電子申告機能がない場合には、ソフトの画面から入力するなどして年末調整を行う必要があります。
マイナンバー管理
マイナンバー管理を行う機能は、ほとんどの給与計算ソフト、クラウドツールが備えています。
源泉徴収した所得税の金額は、企業が従業員に代わって税務署に申告する必要があり、従業員のマイナンバーが必要です。
労働保険・社会保険
労働保険料、社会保険料の計算は、給与計算、給与明細に必要なため、ほぼすべての給与計算ソフト、クラウドツールが備えています。
労働保険、社会保険は、従業員の入退社時のほか、給与額の変更、保険料率の変更によって変動するため、年金事務所やハローワークに届け出が必要です。
ソフトやツールによっては、届出書類の作成や、さらには電子申請ができる機能をもつものもあり、機能があれば便利です。
RoboRoboペイロールでは社会保険労務士による手続き代行に対応しています。
各種帳票の発行・保管
給与明細、賞与明細以外にも、企業の担当部署では、多くの帳票類を作成し、保管しなければなりません。
労働基準法で保管が義務づけられている賃金台帳、労働者名簿や、税務処理をするための源泉徴収票、給与支払報告書、社会保険料を算定し申告するための算定基礎届・月額変更届、その他、税・社会保険関連で作成や保管を求められる法定の帳票類があります。
バージョンアップ機能
法令改正や保険料率の変更などにより、システムをバージョンアップする必要が出ることもしばしばです。
クラウドツールでは、ツール側でシステムが更新されるため、自動対応です。
しかしPCインストール型のソフトでは、多くは手動でバージョンアップする必要があり、怠ると計算の間違いや、法令違反になってしまうこともありえます。
インストール型ソフトでも一部には自動バージョンアップ機能を備えるものがあります。
オンプレミス型の場合にはシステム改修が必要です。
給与計算ソフトを導入する流れ
給与計算ソフトによって導入までの流れは若干異なりますが、導入する流れは以下3ステップです。
- ヒアリング
- テスト運用
- 本格運用開始
本格運用開始までの期間は2〜3ヶ月かかることがほとんどです。ちなみに『RoboRoboペイロール』では最短1ヶ月で導入可能です。お急ぎの方は、まずは問い合わせることをおすすめします。
ヒアリング
給与計算ソフトを導入する際の最初のステップは、ヒアリングです。
この段階では、導入するソフトに関する企業のニーズや要件を明確にすることが目的です。
ヒアリングの実施内容は提供会社によって異なりますが、一般的には以下の項目を確認します。
- 現在の給与計算業務について
- 導入希望の機能や要件について
- セキュリティやデータ管理について
ヒアリングを社会保険労務士などの専門家が行う場合もあります。
専門家の意見を聞くことで、より正確で効率的な給与計算業務の実現が期待できます。
テスト運用
ヒアリングを行い、運用方針が定まったらテスト運用を行います。
実際にソフトを使って業務を行う前に正しくソフトが作動するか、イメージと齟齬がないかを確認するのです。
デモ環境やテスト環境でソフトを使い、基本的な操作や機能の確認を行った後、実際の業務に近い形で、実際のデータを使用して試験運用を行います。
さらに、専門家によるサポートを受けられる場合があり、ソフトの操作方法や問題解決方法などを指導してくれます。
専門家によるサポートがある給与計算ソフトを利用するとよりスムーズに導入が進み、問題があった場合も迅速に解決できるのでおすすめです。
本格運用開始
テスト運用が問題なく終了したら、本格運用を開始します。本格運用では、ソフトウェアを適切に操作することが重要です。
特に、従業員の個人情報や給与明細などの機密情報を扱う場合は、情報漏洩を防ぐためにセキュリティ対策を徹底する必要があります。
さらに、ソフトウェアの操作に慣れるために、社員研修やセミナーを実施するのもよいでしょう。ソフトウェアの使い方や設定方法などを十分に理解し、正確な給与計算ができるように会社側がフォローしていきましょう。
本格運用開始後も、ソフトウェアの使い勝手や機能について疑問点がある場合には、サポートを利用しましょう。迅速に疑問点を解決できるように、サポート体制が充実している給与計算ソフトを選ぶことをおすすめします。
給与計算ソフトと他のシステムとの連携オプション
給与計算には、勤怠管理データを従業員ごとに集計する必要があります。
また、従業員の役職、家族構成、労働保険料・社会保険料、その他の控除項目も計算に反映させなければなりません。
給与計算ソフトでは、勤怠管理システムや人事システムと連携し、データ入力を行うことができれば業務が効率化でき、ミスを防止するのに役立ちます。
給与計算ソフトと他のシステムとの連携のポイントを、3つあげましょう。
①勤怠管理・人事システム
給与計算には勤怠データが必要ですが、勤怠システムとデータ連携し、自動的に取り込める給与計算ソフトやクラウドツールがあります。
勤怠データの入力ミスを防げるため、業務が効率化でき、便利です。
『RoboRoboペイロール』では、利用中の勤怠管理システムから、毎月自動で勤怠データを収集し、給与計算システムに連携することが可能です。
②人事管理システム
人事では、正社員、非正規社員などの勤務形態ごとに、雇用契約を行い、給与の支給基準や給与計算方法(固定給、時間給など)が決められます。
有給休暇の日数や取得日数、社会保険の適用の有無なども給与計算に関係するため、人事データと給与計算ソフトやツールとが連携できるものもあります。
『RoboRoboペイロール』なら、給与計算に必要な人事情報管理機能により、管理画面上で従業員情報を一元管理することが可能です。
③経理・会計システム
企業会計の面からは、給与は人件費であり、源泉徴収した金額は納付前は預り金として流動資産となるため、経理・会計業務にも直結しています。
給与計算ソフトやクラウドツールの中には、経理・会計システムとデータ連携できるものもあります。
『RoboRoboペイロール』での給与計算結果はCSVデータとしてエクスポートでき、インポート可能な経理・会計システムでの取り込みが可能です。
給与計算ソフトのおすすめまとめ
給与計算は、勤怠管理データの入力や、雇用形態・給与規定や法令に従い複雑な計算で行う事務作業のため、効率的に行うにはツールの導入が不可欠といってもよいでしょう。
安価で気軽に使えるクラウドツールも普及しており、法改正にも自動的に対応するのでアップデートする必要がありません。
WEB給与明細も、従業員にとって便利でますます普及することでしょう。
この記事ではインストール型とクラウド型などの給与計算のおすすめソフトを紹介しましたが、クラウドツールであれば安価なランニングコストで導入でき、データ管理までが効率的にできるため、中小企業、ベンチャー企業でも利用できます。
正社員、アルバイトなどの非正規社員、在宅勤務などの多様な就業形態や、複雑な給与計算にも対応できるよう、自社にあったツールを選ぶことが大切です。
法改正や給与規定の見直しへの対応や、社会保険労務士によるチェックも重要なポイントです。
RoboRoboペイロールでは、導入までのサポート、社会保険労務士によるチェック、勤怠管理システムとの連携、複雑な給与体系にも対応しています。
給与計算ソフトのおすすめに関するQ&A
給与計算ソフトをさまざまなタイプごとに比較して解説してきました。
最後に補足として、給与計算ソフト設定のポイントや、法改正の情報などをQ&Aにまとめました。
給与計算ソフトでは何を設定する?
従業員データ、給与規定に則った支給基準(固定給、時間給、時間外手当など)などを、労働基準法、雇用契約書、就業規則などに即して設定する必要があります。給与の計算単位(何分単位での計算か)の設定も必要ですが、今日では勤怠データのデジタル化も進み、労働基準法の趣旨からは1分単位とすることが望まれます。
従業員ごとの社会保険料・労働保険料の設定や、住民税の納税に必要な従業員居住の市区町村などの人事情報も登録しておかなければなりません。
給与計算ソフトは勤怠管理や人事管理と連携する方がよい?
勤怠データ、従業員情報などの給与計算ツールへの取り込みは、自動的に行うことができれば、業務が効率化でき、転記ミスなどもありません。勤怠データを正確に取得できれば、サービス残業などの問題も解消でき、企業のコンプライアンスの面からも、従業員や社会に対する印象を向上させることができます。
給与計算にあたっては、社員、アルバイトなどの別、固定給、日給、時間給などの違い、役職手当、扶養家族など、従業員情報に密接に関連するデータも必要です。
したがって勤怠データ、人事データとの連携は、給与計算においては特に重要です。
『RoboRoboペイロール』では、勤怠データ、人事データとの連携に対応しています。
給与計算の関連で法改正の予定は?
2023年4月、月60時間を超える時間外労働の割増賃金率が中小企業にも適用月60時間を超える時間外労働については、法定の割増賃金率が50%とされていますが、大企業にのみ適用され、中小企業への適用は猶予されてきました。2023年4月1日より、中小企業に対しても適用されるため、注意が必要です。
2024年4月、建設業の時間外労働について上限規制が適用
時間外労働の上限規制は、特別な事情がない限り、月45時間、年360時間とされています。
ただし建設業については、長時間労働が行われている実情があったため、時間外労働の上限規制の猶予期間が設けられてきました。
しかし2024年3月に猶予期間が終了し、2024年4月1日からは、建設業であっても月45時間、年360時間という時間外労働の上限規制が適用されます。
2024年10月、短時間労働者への社会保険適用の拡大
短時間労働者を社会保険の適用対象とすべき事業所は、段階的に引き下げられて、100人超の事業所に適用され、さらに2024年10月からは50人超規模の事業所に適用が拡大されます。
週20時間以上の勤務、または月88000円以上の賃金が支払われる短時間労働者であって、2か月以上継続雇用される従業員が、社会保険の適用対象となります。
勤務時間や賃金の要件については、細かい判断が必要となるため、社会保険労務士に相談するのがよいでしょう。
『RoboRoboペイロール』では、導入までのサポート、社会保険労務士によるチェック、勤怠管理システムとの連携、複雑な給与体系にも対応しています。
社労士のチェックを受けるには?
社会保険労務士は、社会保険、労働保険、給与計算や労務管理の専門家である国家資格者です。給与計算業務の代行など、アウトソーシングサービスを提供している社労士事務所もあります。
社労士に依頼するには、直接、依頼先事務所を探すことも可能です。
しかし給与計算業務は、毎月必ず発生するもので、給与計算ツールとともにワンストップで依頼、チェックや相談ができる体制があれば、給与計算の担当者としても安心です。
社会保険労務士により給与計算チェックを受けることができる『RoboRoboペイロール』なら、就業規則や雇用契約に反していないかの確認や、たびたび改正される労働基準法などの法改正にも対応できるため、安心です。