クラウド給与計算は、複数の担当者によるチェックや、Web給与明細、他のツールとのデータ連携など多くのメリットがあります。
しかしクラウドツールには数多くの種類があり、料金形態もさまざまなため、ツール選びや比較にお困りの方も多いでしょう。
この記事ではクラウドツールのおすすめ20選を紹介し、機能、料金、導入方法などで比較し、さらに給与計算クラウドツール上からアウトソーシングする方法までを解説します。
給与計算にクラウドツールを導入すれば、自動計算から給与明細の配布、社会保険料などの計算も可能です。
一方で、給与計算には賞与や年末調整、社会保険の届け出など、年間スケジュールに基づく決まった作業やチェック、繁忙期などもあり、自社の業務フローに合わせたアウトソーシングができれば便利でしょう。
保険料率の改定や、給与体系の変更、従業員情報の更新のほか、たびたび法改正もあるため、専門家によるチェック、クラウドツールの設定など、注意すべきポイントについても解説します。
【監修者のご経歴】
社労士試験合格後、社労士事務所勤務を経て、ソフトバンクグループのシェアードサービス企業で給与計算業務に携わるとともに人事システムの保守・運用を担う。
その後、人事業務のアウトソーシングサービスを提供する企業の立上げに参画。主に業務構築、システム運用に従事。
その他、人事領域以外のアウトソーシング企業等での勤務も経験し2019年に独立。現在、人事システムの導入支援を中心に社労士としていくつかの顧問企業の労務面のサポートを行う。
1 クラウドとは? 給与計算にクラウドツールがおすすめな理由
クラウドとはクラウドコンピューティングの略で、オンラインでいつでも、どこからでも利用できるサービスが普及し、ビジネスの現場でも安価なツールとして利用が拡大しています。
ソフトウエアを所有してPCにインストールしなくても、「SaaS」(Software as a Service)などで利用が可能です。
給与計算にクラウドツールをおすすめする理由として、次のような利点があります。
- 複数人で共有できる
- リモートや出張先、物理的に離れた複数部署でも利用できる
- データを保管しておける
- ソフトのアップデートを意識して行わなくても、最新のソフトが維持できる
- 月々の利用料が安価なため、安いランニングコストで全額経費処理できる
アナログ作業も多い給与計算ですが、繁忙期の外注や専門家によるチェックなども、クラウドツールからできるため、ユーザーはシームレスに業務ができます。
データも高いセキュリティで保管できるため、紙の書類に追われることも、計算ミスを繰り返すことも防げるので安心です。
2 給与計算クラウドツールの特徴
給与計算では、クラウドツールPCにインストールするソフトや汎用的な表計算ソフトも、小規模企業などで使用されており、安価なものもあります。
しかし法改正などのアップデートや、情報共有などに難点があり、大規模な企業には不向きです。
Excelなどの汎用的なソフトでは、計算式の設定などを自分で行う必要があり、複雑な給与体系にも向きません。
クラウドツールが普及して、ランニングコストが安価なものも増えているため、アップデート、法改正にも対応でき、複数人、複数部署での運用も可能なクラウドで給与計算をするのがおすすめです。
そこで給与計算のクラウドツールにできることや特徴をまとめました。
部署間での情報の共有
給与計算では、入社・退社、配置転換などに伴う変更も多く、人事、労務管理の部署との情報共有が必要です。
給与計算の部署においても、データの共有で、複数人でのチェック、業務分担、他部署との連携がクラウドなら簡単にでき、情報の保管も安心して行えます。
一人で業務を担当していると、チェック機能が働かず、給与計算ミスの原因になり、不正が起きることもあります。
人事・労務データの保管で給与計算での連携
給与計算ソフトやクラウドツールでは、人事情報のほか、勤怠管理データ、有給休暇や労働保険料・社会保険料などの、人事・労務管理・勤怠データを取り込む機能があるツールもあります。
給与計算にあたって入力や転記の手間が省け、ミスの防止にもつながります。
従業員へのWeb給与明細
給与計算クラウドツールでは、Webでの給与明細、賞与明細の配信ができるものが大半です。
メールでの配信のほか、従業員がツールにログインして、いつでもWebで確認できるため、従業員にも利便性があり、リモートワークにもマッチしています。
年末調整での連絡・データ収集
給与計算では、毎月の業務のほかに、年末にはその年の給与総額から従業員ごとの所得税額を計算し、毎月の源泉徴収額合計との差額を調整する、年末調整の作業があります。
税額の計算には、配偶者控除など従業員の家族構成や、各種控除を受けるための生命保険料、住宅ローンなどを申告する書類を用意してもらわなければなりません。
具体的には、「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」、「給与所得者の保険料控除申告書」などの書類があります。
クラウドツールの中には、年末調整に必要な書類のやりとりをオンライン上で行えるものがあります。
さらに、年末調整は給与計算業務の中でも特に複雑で、繁忙な時期に行うのは大変です。
専門家によるチェックやアウトソーシングが可能なクラウドツールもあります。
ツールの選定においても重要なポイントになるでしょう。
勤怠管理と給与計算ツールとの連動
勤怠管理にはICカード、スマホ入力などさまざまなものが増え、デジタルデータで勤怠データを取得できるものが普及してきました。
給与計算では、勤怠データや人事データを、給与計算や残業代などの集計に利用します。
勤怠管理データを取り込んで、給与計算を効率化でき、計算ミスを減らすためにも、データ連携ができるクラウドツールは有効です。
専門家など外部との連携
給与計算業務はすべてを自社で行う方法のほか、業務の一部をアウトソーシングしたり、年末調整などの繁忙期だけを外注することもできます。
アウトソーシングには、社労士などの専門家によるチェックや、人の手作業での業務代行もあります。
ただ、クラウドツールの中には、クラウドメニューの中に専門家チェックやアウトソーシングがあることもあるでしょう。
『RoboRoboペイロール』では、毎月の入力データの社労士による一次チェックや、法改正時の対応、さらに年末調整など繁忙期のアウトソーシングも、クラウドから依頼でき、データもWeb上で管理できます。
Web上で依頼やデータ管理ができれば、企業の担当者はクラウドツール上でシームレスにアウトソーシングを利用することが可能です。
法改正などソフトのアップデートも自動で
給与計算業務では、もともとの作業の煩雑さに加えて、労働基準法など法令の改正や、労働保険・社会保険の保険料率の改定があり、面倒です。
注意していないと間違えてしまうことにもなり、改正には対応しなければなりません。
改正にソフトウェアが対応していても、PCにインストールするソフトの多くは、自分でアップデートをする必要があります。
その点、クラウドツールなら、ソフトの自動アップデートで法改正や保険料率の変更にも対応できるので安心です。
情報共有・連携するための画面や使いやすさ
給与計算業務は、ツールを使えば計算は自動で行ってくれます。
ただし企業で業務を担当する担当者は、必ずしも給与計算やクラウドツールの操作に詳しいとは限りません。
他の部署との連携、連絡や、従業員へのWeb給与明細の配信などで、他の部署の担当者や従業員も、給与計算クラウドツールの一部機能を利用することがありえます。
給与計算クラウドツールでは、操作メニュー、画面のわかりやすさ、操作を簡単に直感的に理解できるユーザーインターフェースが備えられているとよいでしょう。
特に『RoboRoboペイロール』では、給与計算や社会保険の専門家である社会保険労務士により、毎月の入力データの一次チェックなどもしてもらえます。
クラウドツールの中には比較的高額なツールもありますが、『RoboRoboペイロール』では従業員1人あたり月額1,000円で、社労士チェックなどが含まれるほか、年末調整などの業務代行(別料金)も依頼できます。
3 クラウドで給与計算するために必要な機能とメリット・デメリット
給与計算を行うためのクラウドツールには、必須の機能とあると便利なオプション機能とがあります。
①給与計算式の設定と保存ができる
給与計算ツールは、計算を自動化して給与明細発行や各種帳票の出力、保存を行うため、給与計算式の設定と保存は必須です。
従業員ごとに、給与規定に基づく計算式の設定や、計算の根拠として使用する基本給、時間給の単価などを設定します。
■メリット
手作業での給与計算で起きがちな計算ミスや、従業員情報の管理での間違いを減らすことが可能。
■デメリット
給与計算クラウドツール自体のデメリットではないものの、複雑な給与体系や、さまざまな職種・従業員ごとの雇用形態(時間給、日給、月給)に対応して、ツールの設定を行うのが大変です。
クラウドツールの中には、導入時のコンサルティングや設定代行を行うことができる『RoboRoboペイロール』のようなツールもあります。
②入力データのチェック
給与計算クラウドツールを導入しても、給与計算業務は効率化できるものの、ミスが必ず防げるとは限りません。
給与計算の間違いが起きる原因として、たとえば、時間給計算の単位の設定(1分、10分など)の間違い、勤怠データの入力ミス、法令改正に未対応、入社・退職などの従業員データの間違いなどがあります。
給与計算クラウドツールの中には、前年比や前月比などと比較して、数値の異常値などを発見し、入力データのチェックを行う機能を備えたものがあります。
■メリット
入力データのチェック機能があれば、自動計算した結果を確認したり、複数担当者でチェック結果の確認を別の担当者が行うといったことが可能です。
■デメリット
給与計算クラウドツールの設定や、給与改定に対応していないといったミスは、ツールのチェック機能だけでは発見できない可能性があります。
『RoboRoboペイロール』のように、毎月の給与計算業務の社会保険労務士による一次チェックや、法改正時の対応、給与改定の設定代行などのアウトソーシングをクラウドから行えるサービスであれば、チェックはさらに万全なものとなるでしょう。
③明細書の発行がWebで可能
給与計算クラウドツールには、給与明細の発行をWebで行う機能があります。
Web給与明細のほか、賞与明細、源泉徴収票にも多くのツールが対応しています。
Web明細の形態としては、クラウド上でPDFなどのデータ形式で給与明細が閲覧・ダウンロードできるもののほか、メール配信などがあります。
紙への印刷にも対応可能です。
■メリット
給与明細の配布などの手間を減らし、ペーパーレス化にも貢献します。
■デメリット
特にデメリットはありません。
④勤怠管理データの入力
給与計算クラウドツールでは、出退勤のデータを取り込んで入力できる機能が、多くのツールに備えられています。
■メリット
勤怠管理データの集計、転記ミスを防ぐほか、業務を効率化することが可能です。
■デメリット
勤怠管理データを取り込む機能そのものにデメリットはありません。
ただし給与計算クラウドツールでも、勤怠システムからのデータ取り込みに対応していないものもあるほか、給与計算システムの導入とともに新規に勤怠管理システムを導入しなければならないこともあるでしょう。
『RoboRoboペイロール』では、利用しているシステムにもよりますが、現在使用している既存の勤怠管理システムからデータを取り込んで給与の自動計算をすることが可能です。
⑤年末調整への対応機能
年末調整への対応は、毎月従業員への給与支給額から源泉徴収される所得税額を集計し、一年間の所得税額を各種控除を反映して計算し調整する機能です。
ほとんどの給与計算クラウドツールでは、年末調整に対応しています。
ただし従業員ごとに控除額を算出するためには、生命保険料・地震保険料などに基づく控除、配偶者など家族構成による控除、住宅ローンその他の控除のための申告書類を提出してもらわなければなりません。
■メリット
年末調整の計算が効率化できるほか、クラウドツールの中には、ツールで従業員からの申告書類の配布、回収ができるものもあります。
■デメリット
年末調整に必要な申告書類の配布、回収に対応していないツールでは、年末調整のための業務を手作業で行う必要があります。
また、申告書類の配布、回収ができるクラウドツールを利用した場合でも、ツールを使って年末調整を行うには多くの操作を必要とし、繁忙期に人員が必要となる可能性があります。
『RoboRoboペイロール』では、年末調整業務など、繁忙期の業務代行や社会保険労務士によるチェックをクラウド上で行うことができるため、給与計算ツールを行うのと同じ感覚でアウトソーシングの利用が可能です。
⑥法令改正・料率変更に伴う自動バージョンアップ機能
給与計算クラウドツールでは、労働基準法などの法改正や、労働保険料・社会保険料の料率改定、所得税などの税率変更の際にも、自動でソフトのバージョンアップに対応しています。
■メリット
PCインストールソフトのように、ユーザー自身でバージョンアップ作業を行う必要がありません。
■デメリット
自動バージョンアップ機能そのもののデメリットではないものの、法改正などの情報が周知されない場合には、給与計算クラウドツールの設定漏れによるミスが起きる可能性があります。
たとえば40歳以上の従業員への介護保険料の控除、非正規社員の社会保険加入義務を拡大する法改正などで、未対応による給与計算ミスが多発した事例があります。
『RoboRoboペイロール』では、提携する社会保険労務士法人によるチェック、法改正時の対応などがクラウドツールに付属しています。
4 給与計算クラウドツールおすすめ20選を徹底比較
ここからは、給与計算クラウドツールのおすすめ20選を、次の用途や目的別に分けて紹介していきましょう。
給与計算クラウドツールの比較にあたっては、次のポイントを中心に比較を行いました。
- ランニングコスト
- 勤怠管理データ・従業員データの取り込み
- 入力データの専門家チェック
- 操作画面のわかりやすさとWeb給与明細の発行
- 設定代行と法改正時の対応
- クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング
小規模企業から大企業にも対応するクラウドツール8選
給与計算おすすめクラウドツール20選の中から最初に紹介する8選は、小規模企業や個人事業から大企業までに対応するツールです。
機能は万全といえますが、対応するコストも比較的かさむツールがある一方で、初期費用がかからない、ランニングコストが安いツールもあります。
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ランニングコスト | 特徴 | 勤怠管理データ・従業員データ | 操作画面のわかりやすさとWeb給与明細 | 設定代行と法改正時の対応 | 専門家チェック | クラウドツールからの繁忙期 のアウトソーシング |
|
RoboRoboペイロール (オープンアソシエイツ) |
初期費用なし。 ~200名 1人あたり1,000円 / 月 201名~ お問い合わせ |
個人事業から大企業までに対応。 人数制限なし。 |
利用中の勤怠管理システムから、アカウント情報 を共有し毎月自動で勤怠データを収集。給与計算 に必要な人事情報管理機能。 管理画面上で従業員情報を一元管理 |
給与計算結果はCSVデータとしてエクスポートでき、 インポート可能な経理・会計システムでの取り込みが可能。 |
労働基準法改正に伴う給与計算変更にも随時対応。 | 社会保険労務士による監修と毎月の 給与計算結果の1次チェック。 |
提携社労士法人による導入から運用 までフルサポート、導入前に丁寧な ヒアリングを実施。 別途オプションで年末調整代行。 |
GLOVIA きらら人事給与 (富士通) |
月額12,000円+従業員追加 オプション(月額)8,000円/50名 |
クラウド版とパッケージソフト版があります。 コストは高めですが高機能、大企業にも対応 |
勤怠管理から給与計算へスムーズなシステム連携 人事機能がシステム基本機能 |
Web給与明細、印刷可。年末調整に必要な帳票を作成し印刷。 社会保険関連の届出書類の作成。 |
記載なし。 | 記載なし。 |
記載なし。 |
給与計算機能「給与ワークス」 (スマイルワークス) |
初期費用 30,000 円(ユーザ数5) +月額費用 10,000 円 (会計ワークス 月額費用 10,000 円) |
財務会計・販売管理・給与計算などの 基幹システムを統合管理できるクラウドERP。 |
給与ワークスで勤怠管理でき、勤怠入力、勤怠イン ポート、勤怠承認。 |
源泉徴収票、給与支払報告書などの帳票。給与振込用データ出力。 Web給与明細。社会保険の申告書作成、e-Gov電子申告対応。 |
記載なし。 | 記載なし。 |
導入支援の初期設定、 基本操作指導の有料サービス。 |
フリーウェイ給与計算 (フリーウェイジャパン) |
従業員5人まで永久無料、 6人以上は月額1,980円で無制限。 |
人数制限なし。 グループ企業に対応(有料版)。 |
勤怠管理システムから勤怠情報を取得。 従業員情報を管理。 |
給与や賞与の明細書をWeb明細で発行して従業員にメール配信。 銀行振込用の全銀データ出力。 算定基礎届・月額変更届の作成。 |
記載なし。 | 記載なし。 |
記載なし。 |
給与奉行クラウド (オービックビジネスコンサルタント) |
20名まで月額5500円、50名まで9000円、 100名まで17000円、300名まで23000円、 1000名まで93000円、他に初期費用 |
20,000人に対応。 グループ企業対応プランも。 |
従業員からの申請データや勤怠データ等を取り込み。 総務・人事・労務業務(総務人事奉行クラウド)と の連携が可能。 |
給与明細、賞与明細を電子化し、クラウドでWeb明細を配布。 社会保険料自動計算、保険料徴収の自動判定、社会保険の電子 届出まで対応。 |
1ライセンス無償で付属された「専門家ライセンス」を 顧問の社会保険労務士や税理士等に提供。 |
専門家が給与データを参照し、直接 処理を代行が可能。 別途依頼が必要。 |
導入支援、データ移行などのサポート。 |
Weplat 給与応援 R4 (セイコーエプソン) |
Lite 40,000円(年間ライセンス料) Premium 60,000円(年間ライセンス料) |
処理会社数は制限なし。 従業員数は2,500人まで対応。 |
勤怠管理とのデータ連携で、タイムレコーダーとの 連携などに対応。 住所録など従業員データ管理、有給休暇管理などが 可能。 |
給与から仕訳データの作成が可能。Web給与明細、印刷出力。 Premiumでは、社会保険の入退社に関する届出や電子申告に対応。 |
Premiumでは、「Weplat データ共有サービス」の 1ライセンスつきで、会計事務所とのデータ共有。 |
専門家が給与データを参照し、直接 処理を代行が可能。 別途依頼が必要。 |
記載なし。 |
Jinger給与 (Jinger) |
月額300円/人。 雇用保険、社会保険、 労働契約などの有料オプションあり。 |
中小企業から中堅企業までに対応。 | ジンジャー勤怠で記録した従業員の勤務データを 取り込み。 人事労務上の給与計算に関わる従業員情報をジンジャー 給与に取り込み。 |
給与計算、賞与計算は、人事データと給与データをもとに税金も含 め自動計算。年末調整。 給与明細・賞与明細・源泉徴収票などの各種明細をWeb上へ公開、 PDF出力。 |
別途依頼が必要。 | 記載なし。 |
初期設定のサポート。 |
マネーフォワードクラウド給与 (マネーフォワード) |
個人向け年額プラン800円/月(年額 9,600 円) ・小規模事業者 2,980円/月 35,760円/年 月額プラン3,980円/月 ・中小企業年額プラン 4,980円/月 59,760円/年 月額プラン5,980円/月 従業員数51名以上などは別途。 |
個人事業から中堅企業にまで対応。 | マネーフォワードクラウド勤怠の集計データと連携。 人事サービスとデータ連携。 |
Webで給与明細・賞与明細・源泉徴収票を確認。 給与振込用データ出力。 マネーフォワードクラウド社会保険と連携、書類作成、電子申請。 |
別途依頼が必要。 | 社会保険労務士、税理士の公認 メンバー制度での紹介。 |
新規開業者向けサポート。 |
※2023年3月17日現在。詳細は変更になることもありますのでご確認ください。
①RoboRoboペイロール(オープンアソシエイツ)
『RoboRoboペイロール』は、個人事業から大企業までに対応し、安いコストで給与計算からアウトソーシングまでをシームレスに利用できる、クラウドツールです。
⑴ランニングコスト
初期費用なし。
~200名 1人あたり1,000円 / 月
201名~ お問い合わせ。
人数制限はありません。
⑵勤怠管理データ・従業員データの取り込み
現在ご利用中の勤怠管理システムから、アカウント情報を共有し、毎月自動で勤怠データを収集するため、データ連携でミスを防ぎ業務が効率化できます。
給与計算に必要な人事情報をクラウドツールで管理する機能も備えています。
わかりやすい管理画面上で、入社、在職中、退社などの従業員情報を一元管理できます。
給与計算結果はCSVデータとしてエクスポートでき、インポート可能な経理・会計システムであれば、データ連携が可能です。
⑶入力データの専門家チェック
提携する社会保険労務士法人により監修されており、導入コンサルティング、さらに毎月の給与計算データの1次チェックまでがツールとセットです。
⑷操作画面のわかりやすさとWeb給与明細の発行
Web給与明細はクラウドで発行し、メール送信やPDF出力ができ、印刷も可能です。
⑸設定代行と法改正時の対応
労働基準法改正に伴う給与計算変更にも、専門家である社会保険労務士が対応し、導入時の設定代行から運用中の設定変更、相談までサポートしています。
⑹クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング
別途オプションで、年末調整など繁忙期の業務をアウトソーシング可能です。
依頼もクラウドツールの画面から。
②GLOVIA きらら人事給与
「GLOVIAきらら人事給与」は、富士通が提供する給与計算システムで、クラウド版とパッケージソフト版があります。
コストは高めですが高機能、大企業にも対応するシステムです。
⑴ランニングコスト
- 月額12,000円+利用者追加オプション(月額)4,000円/1ID
- 会社追加オプション(月額)5,000円/1会社
- 従業員追加オプション(月額)8,000円/50名
⑵勤怠管理データ・従業員データの取り込み
勤怠管理から給与計算へスムーズなシステム連携ができます。
従業員一覧から勤怠情報を入力する方法と、社員ごとの明細書画面から1名分ずつ入力する方法があります。
⑶人事ソフトとの連携
人事機能がシステム基本機能として備えられ、異動履歴、資格・教育受講履歴などを管理できます。
⑷入力データの専門家チェック
給与計算データの専門家チェックについて、公式サイトに特に記載はありません。
必要に応じて別途、社会保険労務士などに依頼する必要があるでしょう。
⑸操作画面のわかりやすさとWeb給与明細の発行
社員台帳などの帳票はすべてPDF形式やExcel形式で、クラウドで保管し、出力が可能です。
給与や賞与の明細は、Web給与明細で従業員に配布が可能です。
一般のコピー用紙にも印刷できます。
年末調整に必要な帳票を作成し、源泉徴収票、扶養控除申告書、配偶者特別控除申請を印刷できるなど高機能。
算定基礎届や月額変更届など、社会保険関連の届出書類の作成も可能です。
⑹設定代行と法改正時の対応
導入時、従業員の入社時には、あらかじめ設定されている東京都産業労働局が公開している「中小企業の賃金事情」に準拠した項目や計算式があらかじめ設定され、給与規定に基づき修正するだけで設定が完了します。
設定代行や法改正時の対応について、公式サイトには専門家による代行などの記載は特にありません。
⑺クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング
年末調整など繁忙期の対応について、公式サイトには専門家へのアウトソーシングなどの記載は特にありません。
必要な際には別途、社会保険労務士などに依頼する必要があります。
③給与ワークス
「給与ワークス」は、スマイルワークスが提供する、財務会計・販売管理・給与計算などの基幹システムを統合管理できるクラウドERPです。
⑴ランニングコスト
- 初期費用 30,000 円(ユーザ数5)
+月額費用 10,000 円 - 追加ユーザ 1,000円/1ID
- 電話サポート 5,000円
- 会計ワークスは別途、月額費用 10,000 円
⑵勤怠管理データ・従業員データの取り込み
シリーズの「給与ワークス」で勤怠入力、勤怠承認などの勤怠情報管理ができ、データを給与ワークスにインポート可能です。
なお、シリーズに人事管理ツールは含まれず、従業員のマイナンバーや扶養家族などを給与ワークスで管理します。
⑶入力データの専門家チェック
給与計算データの専門家チェックについて、公式サイトに特に記載はありません。
⑷操作画面のわかりやすさとWeb給与明細の発行
「会計ワークス」と連携し、給与データから会計の仕訳データを自動生成します。
Web給与明細のほか、源泉徴収票、給与支払報告書などの帳票から、給与振込用データまでの出力が可能です。
社会保険の申告書を作成し、e-Gov電子申告にも対応しています。
⑸設定代行と法改正時の対応
導入支援パートナーによる初期設定、基本操作指導の有料サービスがあります。
⑹クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング
給与計算データの専門家チェックについて、公式サイトに特に記載はありません。
必要に応じて別途、社会保険労務士などに依頼する必要があるでしょう。
④フリーウェイ給与計算
「フリーウェイ給与計算」は、従業員5人まで永久無料をうたい、6人以上は有料版となり、グループ企業にも対応しています。
引用:フリーウェイ給与計算
⑴ランニングコスト
従業員5人まで永久無料
6人以上は月額1,980円で無制限で、人数制限はありません。
グループ企業にも対応。
⑵勤怠管理データ・従業員データの取り込み
勤怠管理システム「フリーウェイタイムレコーダー」から勤怠情報を取得して給与計算に利用できます。
⑶入力データの専門家チェック
給与計算データの専門家チェックについて、公式サイトに特に記載はありません。
⑷操作画面のわかりやすさとWeb給与明細の発行
入退社、家族、通勤手当、振込口座、標準報酬月額などを管理でき、給与明細・賞与明細はWeb明細を発行しメールで配信できます。
「フリーウェイ経理」と連携し、給与の仕訳データを作成するほか、銀行振込用の全銀データの出力が可能です。
社会保険は、算定基礎届・月額変更届の作成などができます。
⑸設定代行と法改正時の対応
保険料率の変更や税率の改正にはすぐにアップデートで対応し、最新の機能が利用できます。
⑹クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング
給与計算や年末調整時のアウトソーシングについて、公式サイトに特に記載はありません。
必要に応じて別途、社会保険労務士などに依頼する必要があるでしょう。
⑤給与奉行クラウド
「給与奉行クラウド」は、従業員20,000人にも対応するクラウドツールです。
グループ企業に対応できるプランも用意されています。
引用:給与奉行クラウド
⑴ランニングコスト
- 初期費用
20名まで無料、50名まで50000円、100名まで60000円、1000名まで70000円 - 月額費用
20名まで5500円、50名まで9000円、100名まで17000円、300名まで23000円、1000名まで93000円
⑵勤怠管理データ・従業員データの取り込み
勤怠データのほか、従業員からの申請データなども取り込みが可能です。
総務・人事・労務業務のデータは、「総務人事奉行クラウド」との連携ができます。
CSVファイルで外部システムのデータ入出力も可能です。
⑶入力データの専門家チェック
1ライセンス無償で「専門家ライセンス」が付属しており、各企業の顧問税理士や社会保険労務士に提供できます。
専門家が給与データを参照し、直接処理を代行することが可能です。
専門家への依頼費用は別途発生します。
⑷操作画面のわかりやすさとWeb給与明細の発行
給与明細、賞与明細を電子化し、クラウドでWeb給与明細を配布できます。
社会保険料の自動計算、保険料徴収の自動判定のほか、社会保険の電子届出にまで対応しています。
⑸設定代行と法改正時の対応
カスタマーサクセスチームが、サービス導入の立ち上げ、データ移行支援などを行います。
⑹クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング
給与計算データのアウトソーシングは、公式サイトに特に記載がなく、「専門家ライセンス」でデータ共有でき、必要に応じて別途、社会保険労務士などにアウトソーシングを依頼する必要があります。
⑥Weplat 給与応援 R4
「Weplat給与応援 R4」は、セイコーエプソンが提供する、処理会社数に制限のないクラウドツールです。
従業員数2,500人にまで対応しています。
⑴ランニングコスト
- Lite 40,000円(年間ライセンス料)
- Premium 60,000円(年間ライセンス料)
⑵勤怠管理データ・従業員データの取り込み
勤怠管理システムとデータ連携し、タイムレコーダーからのデータ取り込みなどに対応しています。
労務管理サービスとも連携し、従業員データの管理、有給休暇管理などが可能です。
給与から会計システムに仕訳データを作成してエクスポートすることもできます。
⑶入力データの専門家チェック
Premiumでは、「Weplat データ共有サービス」の1ライセンスが付属し、会計事務所とデータ共有が可能です。
依頼費用は別途かかります。
⑷操作画面のわかりやすさとWeb給与明細の発行
Web給与明細、印刷出力が可能です。
Premiumでは、社会保険の入退社に関する届出のほか、社会保険などの電子申告にも対応しています。
⑸設定代行と法改正時の対応
業務に必要な情報を集約し、常に最新情報を提供するポータルを、標準添付ソフト「Eiボード」により提供しています。
⑹クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング
給与計算データの専門家チェックについて、公式サイトに特に記載はありません。
必要に応じて別途、社会保険労務士などに依頼する必要があるでしょう。
⑦Jinger給与
「Jinger給与」は、人事労務、勤怠、経費、請求書などのさまざまなシリーズを提供するJingerの給与計算ツールです。
中小企業から中堅企業までに対応しています。
引用:Jinger給与
⑴ランニングコスト
月額300円/人。
雇用保険、社会保険、労働契約などの有料オプションがあります。
⑵勤怠管理データ・従業員データの取り込み
「ジンジャー勤怠」から、従業員の勤務データを取り込むことができます。
人事労務データも、従業員情報をJinger給与に取り込むことが可能です。
また、経費精算システムとの連携で、従業員の立替経費の支払いも連携して行うことができます。
⑶入力データの専門家チェック
公式サイトに特に記載はなく、別途、社会保険労務士などの専門家に依頼する必要があります。
⑷操作画面のわかりやすさとWeb給与明細の発行
給与計算、賞与計算は、人事データと給与データをもとに自動計算されます。
源泉徴収、年末調整にも対応し、給与明細・賞与明細・源泉徴収票などの各種明細はWeb給与明細としてPDF出力されます。
⑸設定代行と法改正時の対応
初期設定のサポートがあります。
⑹クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング
公式サイトに特に記載はなく、別途、社会保険労務士などの専門家に依頼する必要があります。
⑧マネーフォワードクラウド給与
「マネーフォワードクラウド給与」は、個人事業から中堅企業にまで対応するクラウドツールです。
⑴ランニングコスト
- 個人向け年額プラン 800円/月(年額 9,600 円)
- 小規模事業者 2,980円/月 35,760円/年 月額プラン3,980円/月
- 中小企業年額プラン 4,980円/月 59,760円/年 月額プラン5,980円/月
従業員数51名以上などは別途かかります。
「クラウド勤怠」、「クラウド人事管理」、「クラウド会計」、「クラウド経費」の利用には、それぞれ別途費用がかかります。
⑵勤怠管理データ・従業員データの取り込み
「マネーフォワードクラウド勤怠」と連携し、勤怠データを取り込んで集計できます。
「クラウド人事管理」とも連携し、従業員データを取り込みます。
さらに「クラウド会計」と連携して自動的に仕訳を行い、「クラウド経費」で立替経費を取り込んで計算に取り入れることが可能です。
⑶入力データの専門家チェック
公式サイトに特に記載はなく、別途、社会保険労務士などの専門家に依頼する必要があります。
⑷操作画面のわかりやすさとWeb給与明細の発行
Webで給与明細・賞与明細・源泉徴収票を確認でき、給与振込用データの出力も可能です。
「マネーフォワードクラウド社会保険」と連携すれば、社会保険の書類作成、電子申請もできます。
⑸設定代行と法改正時の対応
新規開業者向けサポートがありますが、それ以外については公式サイトに特に記載はありません。
⑹クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング
社会保険労務士、税理士の公認メンバー制度での紹介があります。
アウトソーシング費用は別途かかります。
小規模から中堅企業向けクラウドツール7選
給与計算お勧めクラウドツール20選のうち、次の7選は、小規模企業、個人事業から中小までに対応するツールです。
小規模企業にも利用しやすいよう、ランニングコストも比較的安価なものが多い一方、機能面ではシンプルなものもあるほか、別途、専門家に依頼すれば費用もかかります。
企業の成長も考えたうえで、クラウドツールを選ぶ必要があるでしょう。
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ランニングコスト | 特徴 | 勤怠管理データ・従業員データ | 操作画面のわかりやすさとWeb給与明細 | 設定代行と法改正時の対応 | 専門家チェック | クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング | |
RoboRoboペイロール (オープンアソシエイツ) |
初期費用なし。 ~200名 1人あたり1,000円 / 月 201名~ お問い合わせ |
個人事業から大企業までに対応。 人数制限なし。 |
利用中の勤怠管理システムから、アカウント情報を共有し毎月自動で 勤怠データを収集。給与計算に必要な人事情報管理機能。 管理画面上で従業員情報を一元管理 |
給与計算結果はCSVデータとしてエクスポートでき、 インポート可能な経理・会計システムでの取り込みが可能。 |
労働基準法改正に伴う 給与計算変更にも随時対応。 |
社会保険労務士による監修と毎月の給与計算結果 の1次チェック。 |
提携社労士法人による導入から運用までフルサポート、導入前に 丁寧なヒアリングを実施。 別途オプションで年末調整代行。 |
PCAクラウド給与 (PCA) |
月額 11,550円~(税込) | 中小企業向け「PCAクラウド」。 グループ企業に対応「PCAクラウドhyper」。 |
勤怠データは手入力。 『PCA hyper 人事管理シリーズ』と連携。 |
給与明細書、源泉徴収票などの帳票を印刷、PDF出力。 算定基礎届、月額変更届などの作成、電子申請(e-Gov)対応。 |
記載なし。 | 記載なし。 | 記載なし。 |
ジョブカン給与計 (DONUTS) |
30日間無料お試し 5名まで無料(一部機能制限) ユーザー1名につき400円/月(従業員数無制限) |
中小企業向け。 | ジョブカン勤怠管理との連携で、勤怠情報をボタン一つで取り込み可能。 ジョブカン労務HRとの連携で人事情報の取り込み可能。 |
給与振込用、住民税の振込用データ出力にも対応。 Web上で給与(賞与)明細発行。 労働保険料自動集計。 |
別途依頼が必要。 | 社会保険労務士・税理士・会計士などの「認定 アドバイザー制度」として紹介。 |
バックオフィス業務のアウトソーシングサービス「ジョブカン BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)」の有料サービス。 |
freee人事労務 (freee) |
ベーシック 3,980 円 / 月 47,760円/年 月払い 4,480円/月 従業員料金一人 500円/月 プロフェッショナル 8,080 円 / 月 96,960円/年 月払い9,280円/月 従業員料金一人 700円/月 |
個人事業主から200人以上にも対応。 | スマホ・PCから出退勤を打刻、その他の入力にも対応。 雇用契約書など必要書類をペーパーレス化、弁護士が作成した契約書 テンプレートで、クラウド上で書類保管。 |
Web給与明細と、PDF出力、印刷も可能。銀行振込データ作成。 社会保険、労働保険の申告書作成、e-gov電子申請。 |
別途依頼が必要。 | 記載なし。 | 人事労務を丸投げできるアウトソースプラン(料金別途)。 |
MJSかんたんクラウド (ミロク情報サービス) |
月額プラン 1,800円/月~ 年額プラン 18,000円/年~ |
スタートアップ、中小企業・小規模事業者向け。 | 勤怠データは手入力。 社員登録、マイナンバー登録。 |
明細や帳票のほか、銀行振込データ出力にも対応。 標準報酬算定も自動計算で、算定基礎届・月額変更届作成。 |
別途依頼が必要。 | 記載なし。 | 記載なし。 |
Sociaクラウド給与システム (エフエム) |
問い合わせ、資料請求 | 「Sociaクラウド給与システム」は、株式会社 エフエムが提供するクラウドツール。 |
別途「Sociaクラウド就業システム」を使用すれば、勤怠データを 給与システムへ自動取り込み可能 |
給与明細、賞与明細、源泉徴収票、標準報酬月額変更通知書など のWeb閲覧。年末調整申告書の提出。 |
導入支援を行い、 運用開始までに3か月ほど |
記載なし。 | 給与アウトソーシングのほか、社会保険業務・入社から退職まで の人事労務などの業務をアウトソース |
PayBook (Pay-book.jp) |
フリー 無料 (ユーザー1名、従業員10名まで、機能制限あり) スタンダード 1,000 円/月 10,000 円/年 |
同会社Pay-book.jpが提供する、わかりやすい 設計を目指したクラウドツール。 |
記載なし。 | 給与の自動計算、給与のCSV出力、年末調整ソフト用データ出力、 給与明細のPDF出力、給与明細のメール送信。 年末調整には対応しておらず注意。 |
記載なし。 | 税理士や社会保険労務士が現在使用している システムにデータをインポートする機能が標準。 |
記載なし。 |
やよいの給与計算23 (弥生) |
セルフプラン 1年間無料 22,000円/年(税込) トータルプラン 18,350円/年(税込) 36,700円/年(税込) |
登録従業員数30名 推奨従業員数~20名程度 |
勤怠データは手入力。 給与計算に必要な従業員情報を8つのタブで管理。 |
給与支払報告書、源泉徴収票、給与明細書などを印刷。PDF出力。 社会保険の算定基礎届などを自動作成。 |
別途依頼が必要。 | 記載なし。 |
トータルプランには、マイナンバー相談、労務相談。 別途、振込代行サービス(330円/件)。 |
比較表および以下の説明は、2023年3月現在の各社の公式サイトを確認し作成したものです。
※詳細は変更になることもありますので、ご確認ください。
給与計算クラウドツールは、自社の規模や体制に合い、機能面でも比較して選ぶほか、法改正や給与規定の見直しへの対応や、社会保険労務士によるチェックも重要なポイントです。
『RoboRoboペイロール』では、導入サポート、社会保険労務士によるチェック、勤怠管理システムとの連携、複雑な給与体系にも対応しています。
①PCAクラウド給与
「PCAクラウド給与」は、月次の給与・賞与計算、算定基礎届・月額変更届作成、年末調整や、グループ企業管理、社員マスター管理など、中堅企業向けの機能を備えたクラウドツールです。
引用:PCAクラウド給与
⑴ランニングコスト
- 中小企業向け「PCAクラウド」 月額 11,550円~(税込)
- グループ企業に対応「PCAクラウドhyper」 月額 14,300円~(税込)
Web給与明細の配信は、別途「PCA Hub 給与明細」が必要。
- 月額プラン 30名(¥1,650 税込)~
- 年額プラン 10名(¥6,600 税込)~
⑵勤怠管理データ・従業員データの取り込み
勤怠データは手入力となっています。
「PCA hyper 人事管理シリーズ」と連携し、従業員データの利用が可能です。
給与・賞与データを会計ソフトにエクスポートできます。
⑶入力データの専門家チェック
会員の士業事務所向けに「PCA士業コンソーシアム」を設け、PCAクラウドサービスの特別プランとして専門家にツールのライセンスを提供しています。
専門家へのチェック等の依頼は、別途行う必要があります。
⑷操作画面のわかりやすさとWeb給与明細の発行
別途「PCA Hub 給与明細」との連携により、Web給与明細、源泉徴収票のほか、帳票を印刷、PDF出力することができます。
社会保険は、算定基礎届、月額変更届などの作成ができ、電子申請(e-Gov)にも対応しています。
⑸設定代行と法改正時の対応
電話サポートはフリーダイヤルで。
顧問先の士業事務所への質問にも対応しています。
法改正・制度改正対応版のほか、最新版へのバージョンアップも無償で行っています。
⑹クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング
公式サイトに特に記載はなく、別途、社会保険労務士などの専門家に依頼する必要があります。
顧問先士業とのマッチングをする会計事務所サーチエンジンを提供しています。
②ジョブカン給与計算
「ジョブカン給与計算」は、中小企業向けに提供されるクラウドツールです。
人事労務、勤怠管理などのツールも提供しています。
引用:ジョブカン給与計算
⑴ランニングコスト
- 30日間無料お試し
- 5名まで無料(一部機能制限)
- ユーザー1名につき400円/月(従業員数無制限)
「ジョブカン勤怠管理」、「ジョブカン労務HR」、「ジョブカン年末調整」、「ジョブカン経費精算」などは別途、費用がかかります。
⑵勤怠管理データ・従業員データの取り込み
「ジョブカン勤怠管理」と連携し、勤怠データをボタン一つで取り込み可能です。
「ジョブカン労務HR」との連携では、従業員情報を給与計算ツールに取り込めます。
「ジョブカン経費精算」と連携して、従業員の立替経費の精算を同時にすることも可能です。
⑶入力データの専門家チェック
社会保険労務士・税理士・会計士などの専門家を「認定アドバイザー制度」として紹介しています。
専門家への依頼には別途、費用がかかります。
⑷操作画面のわかりやすさとWeb給与明細の発行
社労士監修のわかりやすい画面で、給与から源泉徴収、労働保険料までを自動計算、集計。
給与振込用、住民税の振込用データ出力にも対応しています。
Web上で給与明細、賞与明細を発行できます。
⑸設定代行と法改正時の対応
設定方法はヘルプページのほか、高度な設定はサポート依頼をすることができます、
⑹クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング
バックオフィス業務のアウトソーシングサービス「ジョブカンBPO」が、別途、有料サービスとして提供されています。
③freee人事労務
「freee人事労務」は、個人事業主から従業員200人以上の企業にまで対応する、人事・労務・給与計算クラウドツールです。
引用:freee人事労務
⑴ランニングコスト
- ベーシック
3,980 円 / 月 47,760円/年 月払い 4,480円/月 従業員料金一人 500円/月 - プロフェッショナル
8,080 円 / 月 96,960円/年 月払い9,280円/月 従業員料金一人 700円/月
無料お試しがあります。
⑵勤怠管理データ・従業員データの取り込み
スマホ・PCから出退勤を打刻して入力でき、その他の入力にも対応しています。
雇用契約書など必要書類をペーパーレス化し、クラウド上で書類保管でき、給与計算ツールから参照可能です。
freee会計と連携し、支給額、税金、保険料を会計データに連携できます。
⑶入力データの専門家チェック
公式サイトに特に記載はなく、別途、社会保険労務士などの専門家に依頼する必要があります。
⑷操作画面のわかりやすさとWeb給与明細の発行
入社・退社手続き、年末調整などの帳票出力ができ、Web給与明細と、PDF出力、印刷も可能です。
銀行振込データの作成や、社会保険、労働保険の申告書作成からe-gov電子申請までができます。
⑸設定代行と法改正時の対応
導入前の無料相談から、チャットサポート、電話サポートなどが受けられます。
⑹クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング
別途、人事労務を丸投げできるアウトソースプランが用意されています。
料金は内容により別途かかります。
④MJSかんたんクラウド
「MJSかんたんクラウド」は、スタートアップ、中小企業・小規模事業者向けのクラウドツールです。
引用:MJSかんたんクラウド
⑴ランニングコスト
- 月額プラン 1,800円/月~
- 年額プラン 18,000円/年~
⑵勤怠管理データ・従業員データの取り込み
勤怠データは手入力となっています。
社員登録、マイナンバー登録を行い、従業員情報を管理できます。
「かんたんクラウド会計」と連携して、給与支払いの仕訳データに自動変換が可能です。
社員への振込は全銀協指定のFB用ファイルを作成し、インターネットバンキングで振込ができます。
⑶入力データの専門家チェック
公式サイトに特に記載はなく、別途、社会保険労務士などの専門家に依頼する必要があります。
会計事務所向けの「かんたんクラウド」も提供しているため、問い合わせは可能です。
⑷操作画面のわかりやすさとWeb給与明細の発行
明細や帳票のほか、銀行振込データ出力にも対応しています。
標準報酬算定も自動計算で、算定基礎届・月額変更届などを作成できます。
⑸設定代行と法改正時の対応
導入時の設定や操作説明など、全国のMJS社員が直接訪問して作業し、対応しています。
⑹クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング
別途、社会保険労務士などの専門家に依頼する必要があります。
⑤Sociaクラウド給与システム
「Sociaクラウド給与システム」は、株式会社エフエムが提供するクラウドツールです。
人事・給与・就業ワークフローといった人事業務に必要なシステムがそろっています。
⑴ランニングコスト
問い合わせ、資料請求が必要です。
⑵勤怠管理データ・従業員データの取り込み
別途「Sociaクラウド就業システム」を使用すれば、勤怠データを給与システムへ自動取り込み可能です。
⑶入力データの専門家チェック
公式サイトに特に記載はなく、別途、社会保険労務士などの専門家に依頼する必要があります。
⑷操作画面のわかりやすさとWeb給与明細の発行
柔軟な計算式設定、自在な集計機能で、就業システムと連携して給与計算し、Web給与明細の発行までが可能です。
給与明細、賞与明細、源泉徴収票、標準報酬月額変更通知書などのWeb閲覧ができ、PC・スマートフォンからの年末調整申告書の提出までに対応しています。
⑸設定代行と法改正時の対応
ユーザーの要望に沿って導入支援を行い、運用開始までに3か月ほどを見込んでいます。
クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング
給与アウトソーシングのほか、社会保険業務・入社から退職までの人事労務などの業務をアウトソースできます。
⑹専門家への依頼料金は別途発生し、アウトソーシングについての問い合わせをする必要があります。
⑥PayBook
「PayBook」は、合同会社Pay-book.jpが提供する、わかりやすい設計を目指したクラウドツールです。
引用:PayBook
⑴ランニングコスト
- フリー 無料(ユーザー1名、従業員10名まで)
- ※データ保持3か月、年末調整ができない等の機能制限あり
- スタンダード(給与管理、会計担当者) 1,000 円/月 10,000 円/年
- プロ(税理士、社労士) 3,000 円/月 30,000 円/年(顧問先3社以上の登録により無料)
⑵勤怠管理データ・従業員データの取り込み
公式サイトには特に記載がありません。
⑶入力データの専門家チェック
別途、社会保険労務士などの専門家に依頼する必要があります。
年末調整や算定基礎届のシステムをあえて組み込まず、その代わりに税理士や社会保険労務士が現在使用しているシステムにデータをインポートする機能を標準としています。
⑷操作画面のわかりやすさとWeb給与明細の発行
給与の自動計算、給与のCSV出力、年末調整ソフト用データ出力、給与明細のPDF出力、給与明細の個別メール送信、給与明細の自動一括メール送信が可能です。
年末調整には対応しておらず、計算をするためのデータ出力までの対応となっているため注意が必要です。
⑸設定代行と法改正時の対応
公式サイトには特に記載がありません。
⑹クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング
別途、社会保険労務士などの専門家に依頼する必要があります。
⑦やよいの給与計算23
「やよいの給与計算23」は、登録従業員数30名まで、推奨従業員数は20名程度の、小規模事業所向けの給与計算クラウドツールです。
引用:やよいの給与計算23
⑴ランニングコスト
- セルフプラン 初年度無料 5,400円/年(税込)
- ベーシックプラン 初年度7,900円/年(税抜) 次年度 15,800円/年(税抜)
- トータルプラン 初年度13,450円/年(税抜) 次年度 26,900円/年(税抜)
⑵勤怠管理データ・従業員データの取り込み
勤怠データは手入力となっています。
給与計算に必要な従業員情報を8つのタブで管理します。
給与計算ツールのデータはエクスポートが可能で、テキストデータでのインポートにも対応しています。
⑶入力データの専門家チェック
公式サイトに特に記載はなく、別途、社会保険労務士などの専門家に依頼する必要があります。
⑷操作画面のわかりやすさとWeb給与明細の発行
給与支払報告書、源泉徴収票、給与明細書などを印刷のほか、PDF出力することができます。
社会保険の算定基礎届などを自動作成することが可能です。
⑸設定代行と法改正時の対応
「安心保守サポート」のサービスがあります。
⑹クラウドツールからの繁忙期のアウトソーシング
トータルプランを別途申し込めば、マイナンバー相談、労務相談が含まれます。
別途、振込代行サービスを行っています(330円/件)。
「起業・開業ナビ」などのサイトでの税理士紹介サービス等もあり、別途、依頼することが必要です。
クラウドツール型の給与計算アウトソーシング5選
給与計算クラウドツールには、これまでに紹介した給与・賞与・年末調整などの自動計算ソフトを主体とするツールのほかに、アウトソーシングを依頼するためのツールもあります。
先に紹介した『RoboRoboペイロール』でも業務代行をクラウドから依頼でき、社会保険労務士の監修のもと、設定代行などに対応しています。
①CYBER XEED
「CYBER XEED(サイバーエクシード)」は、アマノビジネスソリューションが提供する、給与計算や明細作成、年末調整などの一連の作業を代行するアウトソーシングサービスです。
クラウド型プラットフォームを利用して、社員情報・給与情報を共有し、情報共有もできるサービスです。
引用:CYBER XEED
⑴ランニングコスト
問い合わせ、資料請求が必要です。
⑵給与計算アウトソーシングの内容
人事労務の専門知識をもったスペシャリストが、給与計算業務を実行します。
給与計算に不可欠な就業管理や人事情報管理も、あわせてクラウドツール「CYBER XEEDシリーズ」を利用すれば、就業・給与・人事の情報を一括管理できます。
人事・給与情報の確認や登録がいつでもでき、従業員もWeb上で給与明細を確認できるため、配布作業は不要です。
⑶クラウドでのアウトソーシングの依頼方法
入退社情報や支給データなどをクラウドツール「CYBER XEED」で入力することにより、給与計算のアウトソーシングができます。
ユーザー側で計算結果を確認後に、給与明細書や銀行振込データを作成します。
⑷社労士など専門家チェック・手続代行
別途、社会保険労務士などの専門家に依頼する必要があります。
②Workcloud
セリディアンのクラウド型アウトソーシングは、給与・勤怠・労務が1つのシステムで実現する、自社開発の「Workcloud」のユーザーインターフェースを使ったシステムです。
引用:Workclowd
⑴ランニングコスト
問い合わせ、資料請求が必要です。
⑵給与計算アウトソーシングの内容
Workcloudは、オンラインで人事管理、勤怠管理、有休管理、給与計算など煩雑な作業を自動化できるプラットフォームです。
従業員はオンラインで申請を送信して、上長はサイト上とメールの通知を受信します。
給与明細もオンラインで配布できるなど、クラウドツールとアウトソーシングを一体的に利用できます。
※2023年7月から、Workcloudは人事・勤怠・給与計算のSaaSプラットフォームとして、システムのみの提供も可能です。
⑶クラウドでのアウトソーシングの依頼方法
自社開発システムを運用しているため、給与・社保に関わる包括的なサービスの提供を、クラウドから依頼、問い合わせできます。
フルアウトソーシングから業務の一部アウトソーシングまでの依頼が可能です。
⑷社労士など専門家チェック・手続代行
資格取得・喪失届、月額変更届・算定基礎届、労働保険の年度更新など、外部の社会保険労務士事務所によって提供が可能で、問い合わせにより対応しています。
③SaaS型人事給与サービス:Quefit ZeeM
「Quefit ZeeM」は、TISが提供するSaaS型の人事・給与計算サービスで、クラウド型ソフトとアウトソーシングサービスが利用できます。
引用:Quefit ZeeM
⑴ランニングコスト
問い合わせ、資料請求が必要です。
⑵給与計算アウトソーシングの内容
SaaS型人事給与サービスは、5000人規模まで対応しています。
就業管理LYSITHEAとデータ連携し、ワンクリックで勤怠データ取り込みが可能です。
クレオ社「ZeeM 人事給与」で人事データの連携ができ、給与計算を一元化して、給与明細、賞与明細、源泉徴収票のWeb明細照会、印刷にも対応しています。
社会保険のe-Gov電子申請サービスにも対応しています。
クラウドソフトとして単体の利用もできます。
明細書・源泉徴収票印刷・発送代行サービス、給与振込代行、 マイナンバー収集サービス等のアウトソーシングサービスを提供しています。
⑶クラウドでのアウトソーシングの依頼方法
クラウドツールからオプションサービスの問い合わせ、依頼をすることが必要です。
⑷社労士など専門家チェック・手続代行
別途、社会保険労務士などの専門家に依頼する必要があります。
④Bulas Payroll
クラウドツール「Bulas Payroll(ビューラスペイロール)」は、給与計算と給与データの活用をサポートする「Bulas(ビューラス)」の基本サービスです。
クラウドからのアウトソーシング依頼に対応しています。
⑴ランニングコスト給与計算
問い合わせ、資料請求が必要です。
⑵アウトソーシングの内容
給与や賞与、年末調整の計算などの処理を、万全のセキュリティを施したシステムセンター内の給与計算システムで行います。
給与計算から給与データの加工分析まで、各種のアウトソーシングサービスをお客様のニーズに合わせて自由に組み合わせて利用することが可能です。
⑶クラウドでのアウトソーシングの依頼方法
クラウドツールからオプションサービスの問い合わせ、依頼をすることが必要です。
⑷社労士など専門家チェック・手続代行
別途、社会保険労務士などの専門家に依頼する必要があります。
⑤PAYALL
「PAYALL」は、AGS株式会社が提供する、給与・勤怠・人事業務にも対応するフルアウトソーシングサービスです。
引用:PAYALL
⑴ランニングコスト
問い合わせ、資料請求が必要です。
⑵給与計算アウトソーシングの内容
勤怠情報の代行登録、給与・賞与計算、年末調整計算、給与振込代行、住民税納付代行、有給休暇管理、外部業者との窓口業務、従業員直接対応など幅広い業務に対応しています。
人事管理などをクラウド環境でサービス提供することも可能です。
⑶クラウドでのアウトソーシングの依頼方法
クラウドから、ユーザーの要望に応じたサービスメニューを相談、依頼できます。
⑷社労士など専門家チェック・手続代行
外部機関窓口対応サービスにより、別途、社会保険労務士などの専門家に依頼することができます。
5 給与計算クラウドツールを選ぶ5つの比較ポイント
以上、給与計算におすすめのクラウドツール20選を紹介しました。
数多くのツールがあり、それぞれに料金も機能も異なるため、どれをどうやって選んだらいいか、お悩みの方も多いことでしょう。
そこで給与計算クラウドツールを選定するための、5つの比較ポイントを次に解説します。
①企業規模やコストを比較
企業規模や従業員数、事業所の数などにより、ツールの料金や利用可能な人数を比較して、給与計算クラウドツールを選ぶことが大切です。
コストには初期費用と、月額または年間の利用料があり、従業員数によって加算されるツールもあり、注意が必要です。
利用できる担当者の数も、複数人でのチェック・業務分担のほか、関連する担当部署や、営業所などの体制によって、選ぶポイントとなるでしょう。
②自社の業務形態に対応する機能を比較
勤怠管理、経理、税務など、関連部署間での業務の流れを考え、給与計算クラウドツールを比較することもポイントです。
インポート、エクスポートできるデータなども、確認しておきましょう。
対応している帳票や、Web明細などの出力形式や、ツールの操作のわかりやすさも、他の部署や一般の従業員がクラウドツールにアクセスすることもあるため、重要です。
③人事・勤怠システムとのデータ連携を比較
各部署で使っているツールや、勤怠情報の入力をどのような方法で行っているかを確認し、関連システムとのデータ連携、データ取り込み機能の有無や、クラウドでの人事・従業員データの管理について、比較検討することもポイントです。
給与計算クラウドツールが、勤怠システムとのデータ連携していることは特に大切で、給与計算業務を効率化でき、計算ミスを防止することになります。
④専門家チェック・法改正対応など専門家との連携を比較
社労士チェック・アウトソーシングや法改正への対応で比較することも大切です。
様々な方法で社会保険労務士を探し、問い合わせて依頼することは誰でも可能です。
しかしクラウドから依頼できるならば、給与計算担当者は自動計算ソフトを使う延長でそのまま依頼でき、クラウドでデータ共有をしながらチェックしてもらうことが可能になります。
『RoboRoboペイロール』はツールと業務代行がワンセットの社労士監修ツールです。
入力データの一次チェックまでが安いランニングコストで利用可能です。
⑤自動計算ソフトとアウトソーシングとのシームレスな連携
Web上から、クラウドツールの画面を使って、業務代行を依頼できるかどうかは、自動計算ソフトとアウトソーシングとのシームレスな連携をするためのポイントです。
アウトソーシングには別途、費用がかかります。
しかし年末調整時期など、繁忙期は毎年のルーティンワークで決まっているため、自社で人員を増やすより、トータルでコストを抑えることが可能です。
『RoboRoboペイロール』では、導入時や設定変更時の設定代行や、年末調整などの業務代行をクラウドから依頼することが可能です。
6 給与計算クラウドツールの導入方法
給与計算ツールの選定を進めたら、迷わずに問い合わせ、資料請求をして、導入コンサルティングを受けましょう。
その際には、次のことを検討しておくと、相談がスムーズに進みます。
①自社の業務体制を検討し、アウトソーシングを利用するかどうか検討
自社で計算をすべて行うか、アウトソーシングを利用することもあるかを検討しましょう。
アウトソーシングにも、給与計算業務の多くを外注する方法のほか、一部の業務に限定して依頼する方法、さらに繁忙時期に限定して依頼する方法もあるでしょう。
少なくとも、労働基準法などの法改正、労働保険料・社会保険料の料率改正、給与規定改定時などには、社会保険労務士など専門家によるチェック、業務代行を依頼するのがよいでしょう。
必要な時に入力・計算データのチェックや、アウトソーシングなどのサポートを、クラウドからシームレスに行えるかは大切なポイントです。
社労士チェックや設定代行のある給与計算クラウドツールがおすすめです。
②コストと機能を比較してクラウドツールを選定
ランニングコストを比較して導入を検討することも、給与計算クラウドツールを選ぶ重要なポイントです。
資料請求や問い合わせをして、導入コンサルティングを受けるのがよいでしょう。
③勤怠管理との連携の検討
現在使っている勤怠システムとの連携ができるかどうか、確認することが必要です。
『RoboRoboペイロール』では、初期費用なし、安いランニングコストで社会保険労務士によるチェックなども可能です。
勤怠データの取り込みにも対応していますが、一部のシステムではできない可能性もあるため、まずは問い合わせをされることをおすすめいたします。
④導入決定から初期設定まで
導入コンサルティングから初期設定では、クラウドツールを利用した給与の自動計算や、ツールの操作性、月々のデータチェック、人事情報の更新登録・データ管理など、使い勝手を見て進めるのがよいでしょう。
『RoboRoboペイロール』では、初期設定代行で、複雑な給与体系や、正社員、非正規従業員などのさまざまな給与規定にも対応した設定が行えます。
初期費用もかからずに導入でき、提携する社会保険労務士法人のサポートもあるためスムーズに利用開始することが可能です。
⑤人事・給与体系・法改正に対応した保守
給与体系や法律の改定時の設定、繁忙期の業務代行も、クラウドツールを使うときには重要なポイントです。
クラウドと一体となった専門家チェック、法改正への対応、業務代行のオプションサービスがあれば、給与計算クラウドツール導入後の日々の運用も安心です。
7 まとめ|給与計算クラウドツールの導入がおすすめ
給与計算クラウドツールのおすすめ20選を、機能、料金、導入方法などで比較しつつ紹介してきました。
給与計算にクラウドツールを導入すれば、給与の自動計算から給与明細の配布、社会保険料などの計算も可能です。
給与計算業務には、賞与や年末調整、社会保険の届け出など、年間スケジュールに基づく決まった作業やチェックの流れ、繁忙時期などもあります。
クラウドツール上からアウトソーシングする方法も、トータルでコストを抑え、給与計算ミスを防ぐためには重要です。
保険料率の改定や、給与体系の変更、従業員情報の更新のほか、たびたび法改正もあるため、専門家によるチェック、クラウドツールの設定など、注意すべきポイントについてもご理解いただけたのではないでしょうか。
給与計算業務は複雑な作業を伴うため、実際に導入を検討する際の相談は、コンサルティングなどの支援などを受けながら行うことがおすすめです。
『RoboRoboペイロール』では、社会保険労務士監修のツールを簡単に導入でき、初期設定代行から、月々の入力データのチェックまで行ってもらえます。
無理なく導入できるため、まずは資料ダウンロード、お問い合わせいただければ、料金や操作性のご説明などから検討していただくことが可能です。
8 給与計算クラウドツールに関するQ&A
給与計算クラウドツールの選定や導入について、よくいただくご質問をQ&Aにまとめました。
給与計算ツールの設定は何を設定する?
給与計算ツールには、大きく分けて、従業員データと、給与規定に沿った算出基準とを設定します。従業員データは、各従業員の氏名、住所、部署や役職、年齢などのほか、雇用形態や雇用契約の内容、社会保険や労働保険の情報などがあります。
算出基準には、基本給などの固定給、時間給、時間外手当や、各種手当、控除項目、計算単位(何分単位での計算か)、これらをもとに支給額と控除額を算出する計算式の設定などがあります。
複雑な設定データを間違ってしまっては、給与計算クラウドツールを導入しても、ミスが発生するかもしれません。
労働基準法などの法令に適合しているかのチェックも必要です。
勤怠管理や人事管理と連携する方がよい?
勤怠データの取り込みは、給与計算クラウドツールでも特に重要なポイントです。勤怠データはデジタルデータでの入力、保管が主流になってきましたが、タイムカードやICカード等による入力、PCやスマホでの入力、その他の入力方法などさまざまです。
『RoboRoboペイロール』では、現在お使いの勤怠システムと連携して、給与計算ツールに取り込み、自動計算することが可能です。
これにより飛躍的に業務が効率化でき、時間短縮、計算ミスも防止できます。
対応する勤怠システムについては、お気軽にお問い合わせください。
社労士のチェックを受けるには?
給与計算の社労士によるチェックは、法令に適合しているか、給与規定や雇用契約に違反していないかのチェック、さらに労働基準法などの法改正への対応のために必要です。さらに月々の入力データの一次チェックから、年末調整など繁忙期のチェック、業務代行なども欠かせない作業です。
専門家のサポートがあれば、慣れない担当者でも給与計算業務で自分の担当業務に専念できるでしょう。
社会保険労務士は、インターネットなどで探すことも可能です。
ただし、給与計算や労務管理の専門家とはいっても、給与計算クラウドツールを使ったデータ共有、データチェックに精通しているとは限りません。
『RoboRoboペイロール』では、提携する社会保険労務士法人にチェックや業務依頼をすることが可能です。