【2023年】給与計算ソフト比較おすすめ20選！比較ポイントや導入の流れも解説

一概に給与計算ソフトと言っても、あまりにも種類が多く「どれを選ぶべきだろう……」と悩んでしまいますよね。

給与計算ソフトを選択する際は、自社の業態や従業員数・ソフト対応したい給与計算業務、費用感を総合的に比較し最適なソフトを選択しましょう。

そこでこの記事では、給与計算ソフトを企業規模や提供方法別（クラウド型／インストール型）に比較しました。

併せて給与計算ソフトの比較ポイントや導入までの流れも紹介します。

自社に最適な給与計算ソフトを検討している方は、ぜひご覧ください。

伊藤大祐

【監修者のご経歴】

社労士試験合格後、社労士事務所勤務を経て、ソフトバンクグループのシェアードサービス企業で給与計算業務に携わるとともに人事システムの保守・運用を担う。
その後、人事業務のアウトソーシングサービスを提供する企業の立上げに参画。主に業務構築、システム運用に従事。
その他、人事領域以外のアウトソーシング企業等での勤務も経験し2019年に独立。現在、人事システムの導入支援を中心に社労士としていくつかの顧問企業の労務面のサポートを行う。

1.給与計算ソフト比較おすすめ7選【クラウド型・中小企業向け】

当記事では数多く販売されている給与計算ソフトのなかから中小企業向けのクラウド型給与計算ソフトを比較し、本当におすすめできるサービスを選定しました。

以下7社はスタートアップを含む小規模〜中規模の企業におすすめかつ導入しやすいものばかりですので、該当する方はぜひチェックしてみてください。
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順番に紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

RoboRoboペイロール

『RoboRoboペイロール』は企業の人事・総務・経理担当者向けのクラウド型給与計算ソフトで、社内の給与計算業務を大幅に削減します。

導入企業は3,000社以上・サービス利用継続率は99.5％と高い割合を誇り、従業員数名の企業から数万名の企業まで幅広く活用されているのが特徴です。

高品質の給与計算代行をユーザー1人あたり月額1,000円という業界トップクラスのコストパフォーマンスで提供しており、初期費用もかかりません。

社労士監修で法改正にも自動対応、さらに国際的に信頼のあるISMSに準拠した高いセキュリティが導入されており、自社に給与計算の専門知識をもつ従業員がいない企業でも、安心して利用できるクラウド型給与計算ソフトです。

freee人事労務

出典：freee人事労務

『freee人事労務』は、給与計算から給与明細作成までを知識がない方でも簡単・確実に行えるクラウド型給与計算ソフトです。

勤怠データや従業員情報から自動で給与額・控除額を計算し、給与明細の発行・配布・管理まで全てWebで完結できます。

従業員への給与明細の配布もWeb上で行うことができ、紙で配布したい場合はPDFで出力し印刷することも可能です。

誤りが許されない給与計算や手間のかかる作業を自動化かつ法令や税制に無料でアップデート対応しています。

他社サービスで集計した勤怠データや従業員データを同期できるので、スムーズに利用開始が可能でしょう。

給与奉行クラウド

出典：給与奉行クラウド

『給与奉行クラウド』は、正確で効率の良い給与計算とペーパーレスを実現するクラウド型給与計算ソフトです。

給与計算の全ての業務をデジタル化することに加え、デジタル化に必要なプロセスと手法を提供することで確実に顧客のデジタル化を支援しています。

企業ごとの高い精度での手当計算や情報更新・データ入力など、通常の給与計算だけでなく計算結果のチェックや検算も効率的に行えるのが特徴です。

ペーパーレスでの給与明細・源泉徴収票の配布や、役所への社会保険の届出もデジタル化するため、アルバイト雇用が多い業種など人が入れ替わりやすい企業に有用でしょう。

PCAクラウド給与

出典：PCAクラウド給与

『PCAクラウド給与』は中小企業向けのクラウド型給与計算ソフトで、給与計算に必要な機能が充実しています。

APIによる他製品とのシームレスな連携や、PCA人事管理シリーズとの連携で昇給・賞与シミュレーションが容易など、他製品を使用している場合でもスムーズに導入できるでしょう。

入力ミス等に備えてバックアップ・リカバリ機能がついており、高いセキュリティでマイナンバーも安全安心に管理が可能です。

必要な情報を入力することで簡単に年末調整計算が可能となり、導入すれば通年で給与計算業務が楽になるでしょう。

やよいの給与明細オンライン

出典：やよいの給与明細オンライン

『やよいの給与明細オンライン』は、給与計算から給与明細発行までを行うクラウド型給与計算ソフトで、従業員情報の管理から給与計算業務までを効率化します。

プランによっては初年度無料で利用でき、困ったときは最大689席を誇る業界最大規模のカスタマーセンターからしっかりとしたサポートを受けられるのが特徴。

健康保険料・介護保険料・厚生年金・雇用保険料、所得税など、法定控除項目は各種料率の設定をするだけで自動計算、協会けんぽの保険料率改定は自動対応など、無料でも非常に便利に使えます。

初期費用0円・初年度は利用料も0円のため、気になる方はまず初年度のみお試し利用してみるのも良いでしょう。

フリーウェイ給与計算

出典：フリーウェイ給与計算

『フリーウェイ給与計算』は従業員5人までは永久無料の給与計算クラウド型給与計算ソフトです。

インターネット環境とパソコンがあれば利用開始できて、従業員5人までは無料・6人以上の企業は人数に関係なく月額1,980円という安さが強みです。

有料プランを契約するとグループ会社を含めて何社でも価格は一律で、社会保険労務士や税理士など給与計算業務を代行している方にもおすすめと言えます。

無料プランでも源泉徴収票などの法定調書や支払調書も作成可能で、操作サポートはないもののマニュアル・FAQ・AIチャット（無人）でのサポートを受けられるのが特徴です。

給与計算機能のみのクラウド型ソフトを探している方は利用してみてはいかがでしょうか。

サイバーエクシード給与

出典：サイバーエクシード給与

『サイバーエクシード給与』は、給与計算や明細作成・年末調整など一連の給与計算を代行してもらえる給与計算ソフトです。

給与計算業務のフル受託から一部業務の受託まで、柔軟に対応してもらえます。

また人事労務の専門知識をもった専任担当者のサポートを受けることができ、個人情報は情報セキュリティマネジメントシステム「ISO27001」を取得したデータセンターで預かってもらえて安心です。

他のCYBER XEEDシリーズを利用すると、就業・給与・人事の情報を共通のデータベースで管理が可能となります。

2.給与計算ソフト比較おすすめ5選【クラウド型・大企業向け】

大手企業向けのクラウド型給与計算ソフトを比較した結果、おすすめする給与計算ソフトとして以下6つのサービスを紹介します。

主に大企業や成長中の中堅企業におすすめで、紹介する全てのサービスで給与計算に必要な人事情報を同時に管理可能です。

また給与計算ソフトによっては売上・会計・プロジェクト管理・資産管理など、会社経営に関わる全ての情報も合わせて一元管理できます。
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気になるものがあればチェックしてみてください。

マネーフォワードクラウド給与

出典：マネーフォワードクラウド給与

『マネーフォワードクラウド給与』は、自動で給与計算を行うクラウド型の給与計算ソフトです。

給与計算の対象となる従業員を自動判定し、各種保険料や所得税が自動計算されます。

大幅な業務効率化に繋がるだけでなく、インターネット環境さえあれば給与明細や源泉徴収票を受け取れることでペーパーレスやリモート化にも効果的です。

他のマネーフォワードシリーズと併せて導入すれば自社に最適なカスタマイズが可能で、従業員50名までの企業なら見積もり等は不要で利用開始できます。

チャットサポートは95％の高い満足度（2020年6月時点）を誇り、メールサポートや有償の導入サポートなど充実したサポート体制が整っているのが特徴です。

ジョブカン給与計算

出典：ジョブカン給与計算

『ジョブカン給与計算』は、他のジョブカンシリーズと連携し給与計算業務を自動化するクラウド型給与計算ソフトです。

勤怠情報・従業員情報・組織情報・経費精算情報など、給与計算に必要な情報を簡単に取り込むことができます。

残業代や手当のルールを無限に設定可能で、さらに支給と控除の両項目へ自由に計算式を適用させられることから、雇用契約が従業員ごとに細かく異なる場合にも利便性が高いです。

必要な帳票が自動で作成されるなど、社労士・給与計算担当者の声を基に開発した便利な機能が豊富で、給与計算担当者の負担を減らします。

Jinjer給与

出典：Jinjer給与

『Jinjer給与』は、人事情報や勤怠情報と連携し素早い給与計算を実現するクラウド型給与計算ソフトです。

従業員データの一括管理による業務効率化と、多くの企業の命題であるペーパーレス化や多様な働き方への対応・不要なコスト削減を同時に実現します。

データベースを1つにすれば情報の更新作業が1回で完了するのが強みで、更新に伴って変更が必要となるワークフローや給与計算情報・経費処理情報も自動連携するのが特徴です。

各データに連動して情報更新がされることで、データ活用の環境整備も可能な給与計算ソフトと言えます。

ProActive C4

出典：ProActive C4

『ProActive C4』は、会計・人事給与・経費・勤怠管理などの業務システムで構成されるクラウド型給与計算ソフトです。

製造・流通・金融・通信業界を中心に、幅広い業界を対象にサービス提供しています。

開発から導入・保守までを一貫したサポートをしており、給与計算業務については法改正に迅速に対応、日本の商慣習に適した機能が豊富です。

またProActiveには保守サポートの終了が無く、導入時のバージョンのまま利用できます。

社内プロセスに変更がない場合は保守の更新は不要であり、コストパフォーマンス良く長期的に使えるのもメリットです。

COMPANY

出典：COMPANY

『COMPANY』は、大手法人向けに特化した人事・給与計算業務のクラウド型給与計算ソフトです。

国内で従業員数3,000人以上の大手法人の3社に1社が導入（株式会社Works Human Intelligence調べ）しており、あらゆる業種・業態の入社から退職までの労務管理を効率化します。

毎月の給与計算業務においては、元データを収集し給与額を計算・チェック処理までシステムで対応するため、自社内での対応や処理は不要です。

大手企業特有の複雑な給与制度や勤怠管理にも最適で、雇用契約の電子化やe-Gov APIを利用した社会保険の電子申請も可能である点は利便性が高いでしょう。

運用を変更した際や機能を追加拡張した場合でも、追加費用がかかりにくい（定額保守サポート）のもメリットです。

3.給与計算ソフト比較おすすめ3選【インストール型】

インストール型の給与計算ソフトを比較した結果、当記事でおすすめする給与計算ソフトは以下の3つです。

クラウド型の給与計算ソフトよりもインストール型は費用が安く済みやすい点が大きなメリットと言えます。
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気になるサービスがあれば、チェックしてみてください。

やよいの給与計算

出典：やよいの給与計算

『やよいの給与計算』は、初心者でも給与明細発行までの業務が可能になる給与計算ソフトです。

初めて給与計算ソフトを使う方や20名までの事業所向けで、給与・賞与計算、社会保険、年末調整までミスなく確実な対応が可能となります。

年末調整業務や各種集計表の作成もでき、最新の法令改正や社会保険料改定にも対応しています。

初年度は安心保守サポートを無料または特別価格で受けられるので、給与計算業務に不安を感じている人でも安心して利用できるでしょう。

Cells給与

出典：Cells給与

『Cells給与』は社労士監修の給与計算ソフトで、初心者の方はもちろん顧問先を多数抱える社労士にも最適です。

Excelと同じ操作画面で初心者でもすぐに使用可能で、基本的な給与計算業務はもちろん特殊な手当や従業員によって単価が違う手当など複雑な給与計算にも対応できます。

社労士有資格者を含む実務経験豊富なスタッフのサポートや、複雑な給与計算式の作成代行、オンラインでの操作方法・法令改正の情報発信も受けられるのが特徴。

サポートをしっかりと受けながら給与計算業務をしたい方に最適なソフトでしょう。

かるがるできる給料・給料らくだ

出典：かるがるできる給料・給料らくだ

『かるがるできる給料・給料らくだ』は社労士が作った給与計算ソフトです。

基本的な給与計算に加えて、社会保険料や所得税はもちろん残業や休日出勤・日割通勤費など、さまざまな自動計算機能を搭載しています。

シンプルでわかりやすい画面構成で初心者にも使いやすく、OneDrive・Dropboxなどのクラウドストレージを利用したバックアップに対応しており万が一の際も安心です。

産前産後休業・育児休業・介護休業など社会保険料が免除される休業を従業員が取得した場合でも社員台帳でチェックを付けるだけと簡単に操作でき、多様な働き方に対応できます。

4.給与計算ソフト比較おすすめ5選【アルバイト向け無料アプリ】

アルバイト・パートや派遣社員など、時給や日給で働く方向けの無料給与計算ソフト（スマホアプリ）を比較した結果、おすすめする給与計算ソフトは以下の5つです。
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気になる給与計算ソフトをぜひチェックしてみてください。

シフトボード

出典：シフトボード

『シフトボード』は、勤務シフトを入力すると自動で給料計算をしてくれる無料給与計算ソフト（スマホアプリ）です。

アルバイトを掛け持ちしている人にも最適で、複数のアルバイト先のシフト管理を1つにまとめられると高評価です。

シンプルで分かりやすく、シフトや給料日・月間年間の給料計算とスケジュールを管理でき、交通費・残業手当・深夜時給・休憩時間などの細かい設定での計算もできます。

さらにAirシフトと連携すると希望シフトの提出や決定したシフトが自動反映されるため、アルバイト先がAirシフトを導入している場合は特に有用でしょう。

税金や保険料のチェックにも対応しており本体カレンダーとの同期も可能など非常に便利でありながら、完全無料で利用できるのも嬉しいポイントです。

シフト給料計算カレンダー

出典：シフト給料計算カレンダー

『シフト給料計算カレンダー』は、アルバイト代と勤務シフトを一度に管理できる無料給与計算ソフト（スマホアプリ）です。

早退・残業・深夜手当など変則的な割増計算にも対応しており、調整金額を自由にプラスマイナスできるのが特徴。

シフトの一括入力や、メモ機能を活用して手帳としても利用できます。

締日や休憩時間などにも細かく対応した給与計算や年別での給料計算も可能で、扶養の範囲内で働きたい主婦の方にも喜ばれているソフトです。

シフト手帳Pro

出典：シフト手帳Pro

『シフト手帳Pro』は、シフト管理や給料（給与）計算・スケジュール管理に加えて年末調整にも対応した無料給与計算ソフト（スマホアプリ）です。

アルバイトなど時給制で勤務されている方はもちろん、正社員の方も残業計算に活用できます。

休日出勤の際の割増料金や早退などの管理にも対応しているのも特徴です。

友達や家族にシフトを簡単に送信でき、シフトごとにアラームを設定すれば勤務忘れも防げます。

勤務先ごとに時給を設定できるため、アルバイトを複数掛け持ちしている方にも有用です。

シフター

出典：シフター

『シフター』は「分かりやすく誰でも簡単に使える」に徹底的にこだわった無料給与計算ソフト（スマホアプリ）です。

シフト入力機能を使えばワンタッチでシフトを入力でき、次の給料日にもらえる金額や今日までに働いた金額など、さまざまな角度から自分の給与を管理できます。

またプレミアムプランを契約するとウィジェット機能でスマホを開かなくても予定を確認でき、アプリのデータバックアップをiCloudドライブに自動保存も可能です。

シフトと予定をカラフルに色分けできたり日付の背景を変えられたりと、見た目にも鮮やかな給与計算ソフトです。

シフト管理アプリCAST

出典：シフト管理アプリCAST

『シフト管理アプリCAST』は、アルバイトとして働く自分の給料に加えてスタッフの給料・給与を管理計算できる無料給与計算ソフト（スマホアプリ）です。

勤務先全体で導入すれば、シフト作成担当者はシフトの管理や交代要員の手配が楽になり、アルバイトとしては給料計算やスケジュール管理が手軽になります（店長・オーナー向け機能を利用したい場合は、SHOPプランを有効にする必要あり）。

また専用チャット機能を搭載しており、シフト・スケジュール調整などのコミュニケーションのために個人LINEなどを教える必要がありません。

単発バイトの求人機能も搭載されており、面接不要で隙間時間に働きたいアルバイトの方にも最適です。

5.給与計算ソフトの比較ポイント｜自社に最適なツールの選び方

この章では、給与計算ソフトの比較ポイントを紹介します。

給与計算ソフトはさまざまであるため、導入目的や自社の課題から最適なソフトを選ぶことが大切です。

以下のポイントをもとに、最適な給与計算ソフトをぜひ見つけてください。

• 比較ポイント①：クラウド型かインストール型か
• 比較ポイント②：給与計算ソフトに移行したい業務が組み込まれているか
• 比較ポイント③：自社に近い企業への導入実績はあるか
• 比較ポイント④：給与計算業務に関する専門性があるか
• 比較ポイント⑤：サポート体制は整っているか
• 比較ポイント⑥：セキュリティレベルに問題がないか
• 比較ポイント⑦：価格・費用面が自社の予算内か

順番にみていきましょう。

比較ポイント①：クラウド型かインストール型か

給与計算ソフトを導入するうえでまず比較すべきポイントは、クラウド型とインストール型のどちらのソフトを採用するかです。

大きな違いとして、インターネット上で操作・データ保管をするクラウド型に対して、インストール型は給与計算ソフトをインストールした環境のみで利用できる点が挙げられます。

インストール型はそのぶん価格が安く設定されている場合が多く、自社でどのような使い方をしたいかなどと合わせて検討すると良いでしょう。
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クラウド型給与計算ソフトはインターネット接続ができれば利用が可能で、法改正等のバージョンアップ対応や自社でのデータバックアップは原則不要です。

導入した給与計算ソフトのサポート体制によっては、困った際に状況をサポートセンターと共有しやすいなどインストール型よりも利便性が高い点が多くあります。

このため費用面で問題がなければ、インストール型よりもクラウド型がおすすめです。

月々の費用を抑えながら利用できるクラウド型給与計算ソフトも販売されていますので、自社の規模や給与計算ソフトで対応したい業務内容と合わせて検討してみてください。

比較ポイント②：給与計算ソフトに移行したい業務が組み込まれているか

給与計算ソフトに移行したい業務が組み込まれているかも、給与計算ソフトの比較ポイントです。

一概に給与計算業務といっても幅広いため、自社の課題解決に最適な給与計算ソフトを選ぶことが重要です。

毎月の給与支払・給与計算業務を含め全ての給与計算業務をソフトで行う方法以外にも、年末調整など特定業務のみソフトを活用する方法もあります。

まずは給与計算ソフトを導入する目的・ソフトで対応したい業務・具体的な費用感・導入後の社内体制など、給与計算ソフト導入に関わることを全て洗い出しましょう。

そのうえで対応したい業務を決定し、対応予定の機能が搭載されている給与計算ソフトを比較し最終決定します。

比較ポイント③：自社に近い企業への導入実績はあるか

検討中の給与計算ソフトにおいて、自社に近い企業への導入実績があるかも合わせて比較しましょう。

各サービスの全実績件数に加えていかに自社に近い企業へサービス提供しているかを確認・比較することが大切です。

業種や業態・従業員数など自社に近い企業への実績が多いほど、最適な給与計算ソフトである可能性が高まります。

比較ポイント④：給与計算業務に関する専門性があるか

給与計算ソフトで提供されている専門性も合わせて比較しましょう。

給与計算ソフトによっては、社会保険労務士などの専門家が監修しているケースがあります。

社労士監修の給与計算ソフトの場合、昨今の多様な働き方に対応可能であったり、細かい機能が充実していたりとメリットが多いです。

また事業を拡大した際など定型の給与計算業務以外で相談したい場合に、給与計算ソフトの運営元が提携している社労士を紹介してもらえることもあります。

日常の給与計算業務の状況も簡単に共有できることから利便性が高く、スムーズな対応に繋がりやすいでしょう。

比較ポイント⑤：サポート体制は整っているか

給与計算ソフトで提供されているサポート体制も比較しておきましょう。

手厚いサポートを強みと謳っているサービスでも、サポート内容やフォロー体制はそれぞれ異なります。

電話やメールでのサポートを受けられると思っていたら、サポート対象が特定のプランのみであることも考えられるため、給与計算ソフト導入前に受けられるサポートを具体的に比較しておきましょう。

また社労士監修など専門性が高い給与計算ソフトを選べば、社内体制の変更など難しくなりがちな問題もサポートしてもらいやすく、コンプライアンスの観点からも安心です。

比較ポイント⑥：セキュリティレベルに問題がないか

給与計算ソフトを比較する際は、ソフトのセキュリティレベルも必ず確認しましょう。

給与計算に限らず社内業務を外部利用する場合、従業員の個人情報を含む多くの自社情報を別会社に預けることになります。

これだけでも情報漏えいのリスクは高まりますが、さらにサービス提供元のセキュリティが甘いとそのリスクが格段に上がってしまうのです。

そこで候補である給与計算ソフトがどのようなセキュリティ体制を構築しているのか、個人情報保護やセキュリティ関連の「認証マーク」を獲得しているのかを確認しましょう。

■セキュリティ関連の認証マーク例

• プライバシーマーク（一般財団法人日本情報経済社会推進協会）
• ISMS（情報セキュリティーマネジメントシステム）
• オフィスセキュリティマーク

セキュリティが高いほど、給与計算ソフトを安心して利用できるでしょう。

比較ポイント⑦：価格・費用面が自社の予算内か

紹介した6ポイントを踏まえながら、給与計算ソフト導入にかかる費用が自社予算に見合っているかを比較検討します。

単純に価格の安さのみで比較するのではなく、給与計算ソフトで対応する業務やソフトの専門性・サポート体制・セキュリティの高さ・導入後に自社で行う業務にかかる人件費などを総合して考えましょう。

各給与計算ソフトで対応可能な業務やサービス内容は、業務内容やサポートにおける細部が異なるケースが多いです。

価格が安くて選んだものの希望のサポートを受けられなかった、ソフト対応を希望していた業務が対象外だったということがないよう、抜かりなく比較することをおすすめします。

またイレギュラー対応発生時における追加費用の取扱いなど、導入後に想定外の費用が発生することもあるため、契約締結前に業務範囲表をしっかりとチェックすることも大切です。

6.給与計算ソフト（クラウド型）導入の流れ

この章では、クラウド型の給与計算ソフトを導入する流れを紹介します。

本記事でもっともおすすめする『RoboRoboペイロール』を例に、契約から運用開始までの流れを見ていきましょう。

『RoboRoboペイロール』の契約から運用開始までの流れは以下の通りで、運用開始まで最短1ヶ月とスピーディな導入を目指せます。

• STEP1：給与計算ヒアリング
• STEP2：給与計算テスト（管理画面設定～連携テスト）
• STEP3：運用開始

給与計算ソフトの導入を検討中の方は、ぜひチェックしてみてください。

STEP1：給与計算ヒアリング

まずは自社の給与計算業務に関するヒアリングを受けます。

社内の人事規定や勤怠管理など給与計算に必要な情報を共有し、専門家を交えて『RoboRoboペイロール』における運用計画を立てていきます。

STEP2：給与計算テスト（管理画面設定～連携テスト）

次にヒアリング時に共有した内容をもとに『RoboRoboペイロール』の管理画面へ反映します。

『RoboRoboペイロール』では、各企業が使用している勤怠管理システムと連携してデータを読み取り給与計算を行う仕組みです。

過去数ヶ月分の給与計算テストを行い、計算内容に間違いがないことを確認します。

STEP3：運用開始

給与計算テストの内容に問題がなければ、『RoboRoboペイロール』の運用を開始します。

運用開始後の給与計算は、期間内の勤怠データがクラウド上に自動読み込みされることで実施されます。

さらに『RoboRoboペイロール』の場合、給与計算結果は社会保険労務士の1次チェックが入るため安心です。

計算結果に問題がなければ、『RoboRoboペイロール』の管理画面へ給与明細が反映されます。

企業規模や契約内容によって異なりますが、最短1ヶ月でスピーディな運用開始が可能です。

7.まとめ｜給与計算ソフトを比較し最適なツール選びを

給与計算ソフトを比較しおすすめを紹介した後、給与計算ソフトの比較ポイント・クラウド型ソフト導入の流れを解説しました。

比較の結果、当記事でおすすめする給与計算ソフトは以下の通りです。

【クラウド型・中小企業向け給与計算ソフト】

【クラウド型・大企業向け給与計算ソフト】

【インストール型給与計算ソフト】

【アルバイト向け給与計算ソフト（無料アプリ）】

なお本記事でもっともおすすめする『RoboRoboペイロール』は、初期費用0円・ユーザー1人につき1,000円と業界トップクラスのリーズナブルな価格体系を実現するクラウド型給与計算ソフトです。

社会保険労務士が監修・ISMSに準拠した高いセキュリティで安心して利用でき、ヒアリングから運用開始後も給与計算のプロからサポートを受けられます。

給与計算ソフトを比較・検討している方は、この機会にクラウド型給与計算ソフトである『RoboRoboペイロール』をぜひ活用してみてください。