『COMIT HR』を検討している場合、「サービスの特徴や料金が知りたい」「口コミや評判が気になる」とお考えの方も多いでしょう。
『COMIT HR』は、企業の給与規定にあわせた給与計算代行に加え、人事や勤怠システムの運用も委託できるBPOサービスです。
「業務効率化やコストダウンにつながった」という良い評判がある反面、「運用開始までに数か月の準備期間が必要」「管理に手間がかかる」といった声も見られます。
本記事では『COMIT HR』の特徴や料金、口コミ・評判について詳しく解説します。
同じく給与計算業務を委託できる『RoboRoboペイロール』とも比較しているため、ぜひ参考にしてください。
『COMIT HR』と『RoboRoboペイロール』の違いを知りたい方は「3. COMIT HRとRoboRoboペイロールを徹底比較」をご覧ください。
1.COMIT HRの特徴・料金・導入の流れは?
引用:COMIT HR
それでは順に解説します。
COMIT HRの運営会社は株式会社InfoDeliver
『COMIT HR』の運営会社から確認していきましょう。
会社名 | 株式会社InfoDeliver(インフォデリバ) |
代表者名 | 尚 捷 |
設立年 | 1999年 |
資本金 | 4億9,150万円 |
公式サイトURL | https://www.infodeliver.com/ |
株式会社InfoDeliverは東京都港区に本社を構える企業です。
創業以来BPOの運営実績が20年あり、複数のBPOサービスやDXサービスを提供しています。
COMIT HRの3つの特徴
『COMIT HR』は、大手・大企業向けにSaaSサービスの導入支援と運用を行うBPOサービスです。
BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)とは、企業の特定の業務を一括して外部に委託すること。
『COMIT HR』では給与計算業務だけでなく、勤怠業務や社会保険業務などを幅広く委託できます。
ここからは『COMIT HR』の3つの特徴を解説します。
COMIT HRの特徴①給与計算や人事業務を委託できる
『COMIT HR』は企業の給与規定や就業規則などに応じた、オーダーメイド型のBPOサービスです。
委託できる標準業務は以下の通りです。
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委託できる業務 | 業務範囲 | 特徴 |
給与・賞与計算 | ・各種申請書、手当変更の登録 ・従業員情報登録 ・各種控除額、住民税特別徴収変更額の登録 ・勤怠データの取込 ・給与、賞与計算処理 ・給与、賞与計算二次チェック ・振込データの作成 ・給与、賞与明細のWeb公開 ・紙明細(退職者・休職者等)の印刷、発送 |
・納品スケジュールに柔軟に対応 ・既存のデータフォーマットの活用が可能 ・新規システムの導入も可能 |
人事情報管理 | ・組織情報管理 ・身上情報管理 |
従業員情報のシステム登録や管理を委託可能 |
入社・退社・休職 | ・従業員基本情報登録内容確認、承認 ・入社情報システム登録 ・退職者情報のシステム登録 ・源泉徴収票作成 ・休職者情報システム登録 ・復職者情報システム登録 他 |
システムの活用によりペーパーレス化を実現 |
勤怠管理 | ・社員別の勤務、シフトパターン登録 ・締日お知らせメール配信 ・月次勤務集計の給与連携 ・有給情報管理 他 |
クラウドシステムを活用し、COMIT HRから モニタリングやリマインドがされる |
住民税 | ・異動届の作成、人事担当者への送付 ・税額通知書の開封、新年税額の登録 ・税額通知書の封入、発送 ・税額通知書の個人別配布 |
住民税年度更新業務であるデータ作成や通知書 の送付準備を委託可能 |
福利厚生 | ・給与控除の実施 | 就労証明書作成や健康診断の実施案内などは オプション |
引用:COMIT HR
『COMIT HR』はBPOサービスのため、給与計算業務を一括して委託できます。
既存の勤怠システムのデータを活用することはもちろん、新しいシステムを導入することも可能です。
国内外にBPOセンターを保有しているため、オフショア(海外など人件費の安い国へ委託)を取り入れることでコストを抑えた運用ができます。
COMIT HRの特徴②提携システムを割安で利用可能
『COMIT HR』は以下の⼈事系SaaS会社と提携しています。
- ジョブカン(株式会社Donuts):バックオフィス支援
- jinjer(株式会社ネオキャリア):人事データを一元化
- KING OF TIME(株式会社ヒューマンテクノロジーズ):勤怠管理システム
- Money Forward(株式会社マネーフォワード):バックオフィスの効率化
提携しているSaaSシステムを通常よりも安く利用できることが特徴です。
自社の状況にあわせて、複数のシステムを組みあわせられます。
COMIT HRの特徴➂導入から運用までフルサポート
システムの移行や導入、運用からメンテナンスまで『COMIT HR』のサポートを受けられます。
法改正や人事制度の改定といった人事システムの設定も委託できるため、自社の担当者の負担が少なくなります。
COMIT HRの料金詳細は要問合せ
『COMIT HR』は業界トップレベルのコストパフォーマンスを強みとしていますが、公式サイトには料金体系が記載されていません。
料金の詳細は、企業情報などを入力して行う「価格シミュレーション」、もしくはフォームや電話でのお問い合わせが必要です。
COMIT HRの導入の流れは4ステップ
『COMIT HR』の運用開始までには以下の4ステップが必要です。
引用:COMIT HR
- 分析:人事規定や現状の業務状況のヒアリングと分析
- 業務設計:システム導入後の業務フローや仕様書の設計
- システム設定:人事・給与などのシステム設定とテストの実施
- 並行稼働:現状のシステムと導入システムを並行して運用、検証
4ステップを行ったうえで、問題がなければ運用が開始されます。
運用開始までの準備期間は契約後最短3か月です。
2.COMIT HRの評判・口コミは?
『COMIT HR』の評判・口コミを調査した結果、サービスのコストや機能面が高く評価されている印象です。
一方で、既存の勤怠管理システムを連携した場合は少し手間がかかるという声もあります。
ここからは、『COMIT HR』の評判・口コミを以下の2つの側面から解説します。
詳しい内容を確認してみましょう。
COMIT HRの良い評判・口コミ
既存の勤怠管理システムを使える
自転車系・大企業・人事課長
機能性:
操作性:
安定性:
軽快性:
サポート:
価格:
大幅なコストダウンにつながった
電気系・大企業・人事部長
機能性:
操作性:
安定性:
軽快性:
サポート:
価格:
コメント
給与計算や住民税などの業務を一括して委託し、システムも移行したことで、導入前と比べて50%近いコストダウンができました。社内の業務負担も大幅に削減でき満足しています。
正確に処理してもらえた
機械系・大企業・人事部長
機能性:
操作性:
安定性:
軽快性:
サポート:
価格:
コメント
業務を委託するうえでミスがないかなど心配なこともありましたが、一度で正しく対応してもらえました。担当者のサポートが丁寧で、社内の業務効率化もでき助かっています。
『COMIT HR』は、導入後に業務効率化やコスト削減を実現できる点が高く評価されています。
既存の勤怠管理システムを活用できることや、処理の正確性に満足する声も見られました。
COMIT HRの悪い評判・口コミ
自社の既存システムと連携していることで管理に手間がかかる
小売系・大企業・人事課長
機能性:
操作性:
安定性:
軽快性:
サポート:
価格:
コメント
コスト面を考慮して既存の勤怠管理システムを活用したため、現状管理などに少し手間がかかっています。さらなる業務効率化に向けて、勤怠管理や人事システムの導入も検討中です。
運用開始までに時間がかかる
食品系・大企業・人事部長
機能性:
操作性:
安定性:
軽快性:
サポート:
価格:
コメント
運用開始までには長めの準備期間が必要です。最短でも3か月はかかります。業務を一括して委託するにあたって、社内体制の調整が必要な点も考慮したほうがいいと思います。
社内ノウハウを蓄積しづらい
サービス系・大企業・人事課長
機能性:
操作性:
安定性:
軽快性:
サポート:
価格:
コメント
BPOサービスで業務を完全に委託でき、担当者はコア業務に専念できるようになりました。ただBPOだからこそ、社内で給与計算業務のノウハウを蓄積しづらいという課題もあります。
『COMIT HR』は既存の勤怠管理システムなどと連携できることを強みとしていますが、管理に手間がかかるといった声も散見されています。
また業務を一括で委託でき業務効率化につながる反面、社内ノウハウが蓄積されない点を課題だと感じる方もいるようです。
3. COMIT HRとRoboRoboペイロールを徹底比較
『COMIT HR』と、同じく給与計算業務を委託できる『RoboRoboペイロール』を比較してみましょう。
←スマホの方は上下にスクロールできます→
比較項目 | COMIT HR | RoboRoboペイロール |
特徴 | ・BPOサービス ・給与計算には既存の勤怠管理システムを活用可能 ・新システムの導入もサポート |
・給与計算アウトソーシングサービス ・給与計算には既存の勤怠管理システムを活用可能 ・給与計算に便利な3つのツールがワンセット |
対象人数・企業規模 | ・数百名規模 ・大手・大企業向け |
・数名~数万名 ・中小企業、大手・大企業向け |
委託できる業務範囲 | ・給与・賞与計算 ・人事情報管理 ・入社・退社・休職 ・勤怠管理 ・住民税 ・福利厚生 など |
・給与計算 ・年末調整(オプション) |
導入できるツール | ・人事・勤怠管理ツール ・バックオフィス関連ツール |
・給与計算ツール ・給与明細発行ツール ・人事情報管理ツール |
サポート | COMIT HR担当者によるサポート | ・社会保険労務士によるサポート ・専門スタッフによるサポート |
料金体系 | 問い合わせが必要 | ・初期費用:無料 ・基本料金:無料 ・1人あたり月額:1,000円 ※200名までの場合 |
導入までの期間(最短) | 最短3か月 | 最短1か月 |
『RoboRoboペイロール』は『COMIT HR』と比べて委託できる業務が少ないものの、その分担当者や社内のノウハウを蓄積しながら運用できます。
また、社会保険労務士の監修がつき、導入スピードが早いなど充実した内容でありながら、リーズナブルでシンプルな料金体系が特徴です。
『RoboRoboペイロール』は、中小企業から大企業まで、給与計算業務の一部をアウトソーシングして業務効率化を促進したい幅広い企業に向いています。
4.RoboRoboペイロールは社労士の監修つき&最短1ヵ月で導入可能!
『RoboRoboペイロール』は社会保険労務士が監修している給与計算代行サービスです。
プロによる給与計算結果の一次チェック、法改正時の即時対応などがサービスに含まれており、クオリティ面でも安心して委託できます。
また、『RoboRoboペイロール』は社労士のサポートを受けながら、最短1か月でスピーディに導入が可能です。
導入前と比べて作業時間を最大90%削減でき、担当者の業務効率化につながります。
ここからは『RoboRoboペイロール』の詳細を見ていきましょう。
RoboRoboペイロールの便利な機能
『RoboRoboペイロール』の給与計算代行サービスでは、以下の範囲を委託できます。
- 勤怠データの自動取込み
- 給与計算の実施
- 社労士による給与計算結果の1次チェック
- 給与明細を管理画面へ発行
給与計算の一部をアウトソースすることで、自社にノウハウを蓄積しつつ業務効率化を実現できます。
また、以下の3つのツールが搭載されています。
- 給与計算ツール:正確な給与計算をサポート
- 給与明細発行ツール:給与明細はメール、PDF、印刷で発行可能
- 人事情報管理ツール:入社、在職中、退社など従業員情報を管理
3つのツールを活用することで給与計算業務に必要な情報を一元管理できます。
一般的なサービスでは、ツールの設定を自社で行わなくてはならず、使い始めるまでに時間がかかる傾向にあります。
一方で『RoboRoboペイロール』のツールは初期設定も委託が可能なため、スムーズに導入、効率的に利用できることが魅力です。
RoboRoboペイロールはリーズナブルな料金体系
『RoboRoboペイロール』はシンプルでリーズナブルな料金体系です。
200名までの企業の場合、1人あたり月額1,000円で、初期費用や月額基本料金は発生しません。
毎月かかる費用が従業員×1,000円のみとシンプルなため、コスト管理がしやすくなっています。
一般的に給与計算代行サービスと「給与計算ツール」「給与明細発行ツール」「人事情報管理ツール」を組み合わせた場合の相場は月額2,300円〜3,300円です。
『RoboRoboペイロール』はすべてあわせて1,000円のため、他のサービスと比べてリーズナブルといえるでしょう。
RoboRoboペイロールの導入の流れは3ステップ
『RoboRoboペイロール』の導入の流れは以下の3ステップです。
詳しく解説します。
Step1.ヒアリング
まずは専門家を交えたヒアリングです。
給与計算に必要な給与規定や人事規定など必要書類を共有し、秘密保持契約書を締結します。
その後、社会保険労務士を交えて今後の運用計画を立てていきます。
Step2.給与計算テスト
続いて、ヒアリング時に提出した資料をRoboRobo管理画面に反映します。
過去数か月分の給与計算テストを実施し、問題がないことを確認します。
Step3.運用開始
給与計算テストに問題がなければ運用開始です。
従業員数によって異なりますが、『RoboRoboペイロール』は最短1か月で導入できます。
他の給与計算代行サービスと比べてスピーディに導入できるため、迅速に運用を開始したい企業に適しています。
RoboRoboペイロールは安心のセキュリティとサポート
給与計算をアウトソースする場合、個人情報の漏洩を不安視する方もいるでしょう。
『RoboRoboペイロール』は、情報セキュリティの国際規格であるISMSに準拠したセキュリティ体制をとっています。
ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)とはセキュリティレベルを定めたうえで、計画に沿ってリスク管理をしていくシステムです。
ISMSに準じてサービスを運営しているため、安心して給与計算業務を委託できるでしょう。
また『RoboRoboペイロール』はサポート体制も充実しています。
専門スタッフが在籍する「安心サポート」があるため、不明点はメールや電話、WEBで質問が可能です。
『RoboRoboペイロール』が気になる方はぜひ下記のボタンから詳細を確認しましょう。
5.まとめ|評判・口コミも参考に自社に適した給与計算サービスを導入しよう
『COMIT HR』は給与計算業務だけではなく、人事・勤怠システムの導入サポートと運用を委託できるBPOサービスです。
国内外にBPOサービスの拠点を保有しており、オフショアを活用することでコストダウンを実現できます。
『COMIT HR』には「既存の勤怠管理システムを使える」「大幅なコストダウンにつながった」「正確に処理してもらえた」など、サービス内容やコスト面を評価する声があります。
一方で「自社の既存システムと連携していることで管理に手間がかかる」「運用開始までに時間がかかる」「社内ノウハウを蓄積しづらい」といった評判・口コミも見られました。
給与計算業務の一部のみを委託し、自社のノウハウも蓄積したい場合は『RoboRoboペイロール』がおすすめです。
『RoboRoboペイロール』は社会保険労務士が監修するクオリティの高いサービスでありながら、1人あたり月額1,000円とリーズナブルに利用できます。
給与計算代行を検討している場合は、サービスの評判・口コミや特徴を比較したうえで、自社に適したものを選びましょう。
6.COMIT HRに関するよくある質問
最後に『COMIT HR』に関するよくある質問に答えていきます。
- Q1.COMIT HRはどのようなサービスですか?
- Q2.COMIT HRにはどのような評判・口コミがありますか?
- Q3.COMIT HRとRoboRoboペイロールの違いは何ですか?
- Q4.RoboRoboペイロールはどのようなサービスですか?
気になるものからお読みください。
Q1.COMIT HRはどのようなサービスですか?
『COMIT HR』は給与計算業務に加え、人事や勤怠システムの運用も委託できるBPOサービスです。
企業の給与規定や就業規則などにあわせた給与計算がされ、既存の勤怠管理システムの活用もできます。
国内外にBPOセンターがあるため、オフショアを活用することでコストを抑えた運用が可能です。
詳しくは「1.COMIT HRの特徴・料金・導入の流れは?」をご覧ください。
Q2.COMIT HRにはどのような評判・口コミがありますか?
『COMIT HR』の良い評判・口コミは以下の通りです。
- 既存の勤怠管理システムを使える
- 大幅なコストダウンにつながった
- 正確に処理してもらえた
『COMIT HR』の悪い評判・口コミは以下の通りです。
- 自社の既存システムと連携していることで管理に手間がかかる
- 運用開始までに時間がかかる
- 社内ノウハウを蓄積しづらい
詳しい内容は「2.COMIT HRの評判・口コミは?」で解説しています。
Q3.COMIT HRとRoboRoboペイロールの違いは何ですか?
委託できる業務範囲や社内ノウハウの蓄積の有無です。
また、対象の企業規模やサポート体制、導入までの最短期間も異なります。
詳しくは「3. COMIT HRとRoboRoboペイロールを徹底比較」をご確認ください。
Q4.RoboRoboペイロールはどのようなサービスですか?
『RoboRoboペイロール』は数名から数万名規模の幅広い企業に対応している給与計算代行サービスです。
社会保険労務士の監修があり、導入から運用、給与計算の一次チェック、法改正の対応といったフルサポートを受けられます。
給与計算代行サービスだけではなく、「給与計算ツール」「給与明細発行ツール」「人事情報管理ツール」という3つの便利なツールがワンセットになっています。
料金は従業員200名の場合1人あたり月額1,000円で、初期費用や基本料金は発生しません。
給与計算業務の一部を委託し、社内ノウハウを蓄積しながら業務効率化を目指したい企業におすすめです。
詳しくは「4.RoboRoboペイロールは社労士の監修つき&最短1ヵ月で導入可能!」で解説しています。
コメント
給与計算業務と社会保険業務を委託しています。希望通り、既存の勤怠管理システムを活用しながら給与計算ができ便利です。